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Side . 赤
大量の課題も何とか終わり 、
ついに学校の日がやってきた 。
とくにいつメンという人もいないので 、
1人寂しく椅子に座る 。
しばらくすると 、
黄色い髪色をしたクラスメイトが 教室にきた 。
ドアを開けた瞬間 、 頭から水が襲いかかってきている 。
嘲笑う生徒 。
怯える生徒 。
グチグチなにかを言っている生徒 。
気にしていない生徒 。
ふと目に入った 黄色い髪色をした彼の目は 、
死んだ魚のような目をしていた 。
その瞬間 、
楽にしてあげたい 。
そう思った 。
あの子にとって生きるのは地獄だろう 。
それは俺も同じ 。
それだったら 、一緒に楽になりたい 。
そんな訳の分からない妄想が 、 現実になるとは思いもしていなかった 。