コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
とある日のことだった
その日は雨で肌寒かった
私、金田一耕助は犬神家で起きた、あの殺人事件の指導者を追っていた
本当に、気づきたくなかった
けど、嬉しかった
いつもと違う探偵の姿を見て、店主は少し驚く
探偵は息を呑む
なんだか、嫌な予感がした
行きつけの古本屋の店主
いつも持っていた扇子がなかった
その代わり、刃が握られていた
探偵は店主の持っていた刃を奪い取る
その言葉を無視して、探偵は自分の腹に刃を突き刺した
店主は刃を受け取り、自分の喉笛をかききった
そのまま倒れる店主を、探偵は見届ける
そう考えたあと、探偵はもう冷たい店主に口づけを落とした
雨の音で、外には何も聞こえなかった
二人の歴史―――物語はここで幕を閉じる
はずだった――
緑谷出久
心操人使
――――――――――――――――― すれ違い ドキリとした、 アナタに会いたかった
声が出なかった、何かが詰まって出てこなかった
また、二人の物語が幕を開ける