No,name
No,name
No,name
No,name
???
お前が俺を救ってくれたからだ
カイ
コイツは何を言ってるんだ?
???
カイ
???
顔を赤らめているな...
なんか聞いたら失礼かな...
でも知りたい...
???
カイ
???
家族思いのいい人かな
カイ
???
???
カイ
気のせいかな?
一目惚れ?
まさかね...
カイ
???
カイ
???
当たり前みたいに言わんでくれ
困惑する...
???
カイ
そうえば...
ルミ
ルミ
カイ
カイ
ルミ
カイ
そんな事を話していると...
ルミ
ルミ
狐人間は耳がいいのか、ここに来る誰かに気がついたらしい
ルミ
ルミ
カイ
ガチャ
ドアの開く音がした
俺は音がした方向に目を向けると...
ネロ
ネロさんがいた
ルミ
ネロ
ルミ
ネロ
ネロ
カイくんが傷つけられたらどうするの!
カイ
ネロ
ネロさんは俺の腕を掴み、屋上から俺を連れ出した
まだ...アイツに聞けてない事がある
過去の事を聞けば
全てがわかる気がするのに...
ネロ
ネロ
カイ
本当にそうなのか?
本当にアイツはただの不良と呼んでいいのか?
ネロ
ネロ
ネロ
ネロ
ネロ
ネロさんはしばらく黙った
数分の沈黙が続き、ようやくネロさんは話した
ネロ
ネロ
カイ
10年前...
狐人間
俺はその単語を聞いたら、1つの事しか思いつかなかった
10年前のあの戦争
それは俺にも関係がある
アイツは10年前のあの日何をしたんだ?
それがアイツの罪なのか?
ネロ
カイ
カイ
ネロ
ネロ
今日は色んな事があった
ネロさんと会って
そこから仲良くなって
新しいクラスで
10年前の事を全て知ってそうなルミに出会った
10年前...
俺は全てを知らないとならない
死んだ、父さんや母さん
俺が襲った狐人間の集落
戦争の原因
アイツの罪
俺の事
全てが分からない
なぁ...教えてくれよ
ルミ...
カイ
源次
家に帰るといつものように源次さんがいた
源次
カイ
源次
カイ
源次さんには絶対に言えない
知ったら悲しむ
あの日の事は
僕は何も分からない
鍵を握ってるのはネロさんとルミの2人
それ以外にもいるかも知れない
俺は...
どうやってアイツの罪を知ればいいんだ?