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ガシャーン!!
「キャーー!!!!」
聞こえる観客の悲鳴
尻もちを着いて痛む臀部
目の前には、血を流して照明の下敷きになった
母の姿
後藤 聖
お母さんを次に見たのは棺の中だった
哀れな、悲しい悲しい、事件だった
後藤 聖
親戚
親戚
親戚
親戚
後藤 聖
親戚
親戚
「私を…貴方の元へ…」
後藤 聖
母が亡くなってから
私は抜け殻になったように母が出演したドラマや映画
舞台を全部見た
台詞を覚えるくらい、何度も
何度も
そうして月日は流れ
私は高校生になった
後藤 聖
後藤 聖
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 聖
スーツを着た父が後ろから歩いてきた
後藤 正樹
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 正樹
後藤 聖
私は今日
お母さんが卒業した学校へ入学する
私立江華咲女学園
かの有名な舞台女優や世界的女優を輩出している有名な学園だ
後藤 聖
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 正樹
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 聖
母が亡くなってから忙しいなりに愛情を沢山
それは沢山注いでくれた父
本当に感謝をしている
世間から何を言われても、父は絶対にそばに居てくれた
そんな父とも、今日を境に離れる生活をする
後藤 聖
後藤 聖
その時
春なのに
何故か金木犀の香りが漂ってきた
その香りの先は
鈴宮 薫子
鈴宮 薫子
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
鈴宮 凜
鈴宮 凜
鈴宮 凜は振り返って私と目が合うと驚いた顔をした
後藤 聖
すると彼女はふいっと顔を逸らした
後藤 聖
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 正樹
後藤 聖
後藤 聖
そして入学して2ヶ月
芸能演技科に入った私は毎日演技の勉強や歴史を勉強していた
一人暮らしにも慣れて、徐々に話せる人も増えてきた中で一人だけ
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
視線を感じる…
隣の席になったあの子から視線…というか睨まれてる気がする
後藤 聖
島袋 美優
私たちの担任
島袋 美優さん
元有名劇団員だ
彼女を知らないのは演劇を知らないというのと同じ
通る声にその容姿からは想像出来ない憑依するような演技
そんな人が担任になるのだから本当に凄い学園だ
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
ニコッと笑う先生の目には光など宿っていなかった
生徒全員思っただろう
「こ…怖…」
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
島袋 美優
「はーい」
後藤 聖
後藤 聖
キーンコーンカーンコーン
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
後藤 聖
突然隣から声をかけられた
いつも睨まれている彼女から
後藤 聖
鈴宮 凜
鈴宮 凜
後藤 聖
鈴宮 凜
後藤 聖
鈴宮 凜
鈴宮 凜
後藤 聖
鈴宮 凜
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
後藤 聖
鈴宮 凜
鈴宮 凜
小さい頃の憧れの人
同い歳で舞台に立っていた彼女は
今目の前にいる
追いかけた背中はすぐ近くにあるのに
私は、その背中を掴めないでいた
母に連れてかれた初めての舞台
凄い迫力で本当のその世界に連れてかれたような感覚になった
特に、主役
ではなく
後藤 聖
後藤 聖
後藤 聖
主役とヒロインを案内する不気味な子供
立ち振る舞いや表情の不気味さ
そして子供でありながらの声量と抑揚
後藤 聖
後藤 聖
今でも覚えているあのゾクッとした感覚
鈴宮 凜
鈴宮 薫子
鈴宮 薫子
鈴宮 凜
鈴宮 凜
だからあの時
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 正樹
後藤 正樹
鈴宮 凜
あの時見た彼女は小さい頃に見た時よりもうんと背が伸びて一際目立っていた
鈴宮 凜
後藤 聖
後藤 聖
鈴宮 凜
鈴宮 凜
鈴宮 薫子
鈴宮 薫子
鈴宮 凜
鈴宮 凜
後藤 聖
鈴宮 凜