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息が苦しいのに気持ち良すぎて夢中で ウンソクのキスに食らいつく
気が付けば肩で息をするほど 何度もキスをしていた
ウンソク
愛おしそうに僕を見る目
いつでも、誰に対してもあなたは そんな目をするの?
こんなふうに ただ寝るためだけの相手でも
ウォンビン
ウンソク
だって、さ
悔しいけど今まで こんなキスしたことなかった
すごく好きで付き合ったわけでもなく
なんとなく流されて体験してきた 恋愛まがいばかりだから
アントンでさえ 恋とは呼べないというのに
ウォンビン
ウォンビン
目を合わせることすら恥ずかしい
どんな目で見てるか もう、想像がつくから
ウンソク
今、っていうか
あえて今、って意味で言うのかな
ウンソクとのキス、って意味?
それともこんなふうに また誰かと夢中でキスしたら、なのかな
ウォンビン
ウンソクのことが。……たぶん
キスだけで 好きになったわけじゃないけど
キスがうますぎて
優しすぎて、なのに
浮気相手ですらないんだもんな
悲しくなってきた
ウォンビン
ウンソク
こうして話を聞いてくれる時
だいたい僕の周りの人はみんな アントンも含めて優しい
でもウンソクの優しさは特別に感じる
強いて言うなら慈愛?
その先を期待する狡猾さより 本当に相手のことだけを考えてる甘さ
ウォンビン
ウォンビン
僕の言葉にウンソクはうなずいて 納得したように微笑む
ウンソク
ウンソク
なんか……もう この人には本当に勝てないなと思った
どう呼ばれたって うれしいに決まってる
ウォンビン
ウンソク
呪文? さっきまでのロマンチックな雰囲気 どこ行った
ちょっと笑いそうになってたら
ウンソク
そう来るか。
自信たっぷりな満面の笑み
驚きと納得でフリーズ。
確かにこれまで何度も お前呼びされたけど
別にそれでもよかった 一夜の相手なわけだし
名前なんて偽物でも いっそ知らなくても
……なのに
友達経由の出会いだからじゃなく
名前を、呼ばれたいと 思ってしまった
ウォンビン
ウンソク
軽く嫌味を込めたつもり
でも実際僕でさえこの状態
女の子なら尚更だ
体も、心も あなたの呪文を欲しがってる
僕の上にある体は 僕と同じ部分を硬くしてる
僕にわかるようにそれとなく 体を擦り付けるようにして意識させ
ウンソク
優しい目は、その先を見つめている
僕の体の奥にある熱
……好き、 受けて立つ
ウォンビン
ウォンビン
照れながらもちゃんと あなたの目を見て言った
驚きとうれしさだろう あなたは、目を見開いて
ん、と優しく微笑んでから 僕の髪に指を差し入れ
本気のキスがまた、始まる