黄青 短編集
ミステリー系となっています
短編を投稿し、1日後解説を出す予定です
それまで考察等してもらって構いません
むしろしてほしいいぐらいなので!
1.ピアノ教室
黄:先生 青:生徒 (学パロではないです)
青
青
今日は週に1度のピアノ教室
先生の質問に僕は元気よく答えた
黄
すると先生が
青
青
おかしい
僕はそんなこと言ってないのに
何かと聞き間違えたのかな
僕はもう一度答えた
黄
黄
青
青
やっぱりおかしい
またも話が通じない
どうしてだろう
心なしか頭が重くクラクラしてきた
ひょっとして僕以外に見えない誰かがここにいて
先生はその人と話してるんじゃないか
怖くなってあたりをきょろきょろ見回した
けど僕と先生の他に誰かがいる気配はない
僕はもう聞き間違えられないようにはっきりとした口調で言った
黄
黄
黄
黄
青
青
青
全然話が噛み合わない
僕は少し腹が立ってきた
黄
黄
黄
青
先生は言うけどきっとどうせまた噛み合ってないんだ
頭だけじゃなく身体全体や心まで重くなってきた
けどそんな僕のことはお構い無しに先生はこんなことを言った
青
青
空手なんてやってない!
…あれ、やってたっけ
でも指なんて怪我してない!
…あれ、指に湿布が巻かれてる
…そういえば怪我したかも
わけがわからない
怖くなって思わず両手を振り回した
目の前のピアノに手がぶつかって音がなった
ピアノ?なんでピアノがあるの?
重い頭をふって考えようとする
とその瞬間さっきまでの重さが嘘みたいに身体が軽くなった
僕は胸を張って答えた
黄
黄
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