結花
結花
シーン…
結花
結花
結花
私がそこで見たものは、床に蹲って倒れているおばあちゃんだった。
結花
ばあば
その時の私には考えられなかったが、今ならわかる
もうあの日から6年も経った。
「歳」だ。
結花
私が何度おばあちゃんの名前を呼んでも、目を開けることは無かった。
結花
結花
ピ…ッポ…ッパ…ッ
プルルル
<はい。こちら救急隊員でございます
結花
結花
結花
<救急車ですね
<住所はどこですか?
結花
結花
<○✕の△ですね
<状況説明できますか?
結花
結花
結花
<大丈夫ですか?
結花
<落ち着ていてください
<大きく息を吸って吐いてください
結花
結花
結花
結花
<状況はわかりました
<5分後に到着します
<それまで少し待っていてください
結花
プツッ
結花
結局おばあちゃんは目を覚まさないまま永眠した。
もう、中学生になったある時…
杏奈
結花
杏奈
杏奈
結花
杏奈
杏奈
結花
結花
杏奈
杏奈
結花
結花
杏奈
結花
杏奈
結花
結花
杏奈
初めてできた友達だった。
仲良く過ごそう
そう決めていたのに…
結花
杏奈
結花
杏奈
結花
結花
キキーッッッ!!!
結花
結花
杏奈
ドンッ!!
杏奈
結花
結花
結花
結花
もうその時私は、すでにわかった
もう杏奈の脈は動いてなかった
結花
結花
結花
初めて仲良くなった
でも、死んだ
それから時は経ち、新しい友達ができた
でも、その友達も死んだ
家が燃えた。
私はその時気づいた。
私は死を呼んでしまうんじゃないか、
私と仲良くした子はみんな死んでいく。
私が人と関わらなければ、みんな平和に暮らせるのかもしれない。
その日を境目に、私は人を信じるのも、人と関わるのも辞めた_
結花
狐
結花
結花
結花
狐
狐
結花
結花
狐
結花
結花
狐
結花
結花
狐
結花
狐
狐
結花
狐
狐
結花
”俺はいなくならないですよ”
”俺は何があってもいなくなりません”
結花
狐
狐
結花
結花
結花
結花
狐
狐
ずっと友達なんていらないと思ってた
人なんて信じなくもなっていた
でも、この人なら信じていいのかもしれない
居なくならないで仲良くしてくれるかもしれない
でも、そんな考えの私は馬鹿だったのかもしれない
コメント
2件
じゃあ私とも仲良くして( இ﹏இ )