氷織 羊
あれから市内の病院に運び込まれた
薄らと意識のある中、見えたのは両親だけではない
たしかに誰かが僕の手を握ってくれていた
あれは…一体?
コンコン
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
柔らかにそう微笑む表情はまるで
出会った音楽室での凛くんそのものだった
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
中学時代
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
あの日のことはよく覚えてる
潔が転校して
俺も少しずつクラスに話せる人ができて
その矢先だった
男子生徒
男子生徒
男子生徒
男子生徒
糸師 凛
考えるよりも、何かを言うよりも先に
手が伸びていた
力を込めた拳はあいつの頬をえぐり
あいつもまた俺の腹を蹴った
痛みはない。苦しさや寂しさ
気づけなかった自分の弱さに腹が立った
謝らないといけない
好きだって、まだ好きなんだって
伝えて償う
そうしないと俺は
この先どう生きるべきか見つけられない気がした
凪 誠士郎
凪 誠士郎
糸師 凛
凪 誠士郎
糸師 凛
正直最後の嫌がらせだと思った
こんな最後まで俺の事をいじるんだ
そうとしか感じられなかった
今考えたら…
いや
氷織の話を聞いてから
俺が周りを見てなかっただけで
潔を気にかけて助けていた人はいたのかもしれない
糸師 凛
凪 誠士郎
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
凪 誠士郎
凪 誠士郎
凪 誠士郎
…こんな未来もあったのかもな
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
羊の母
氷織 羊
羊の母
羊の母
糸師 凛
氷織 羊
糸師 凛
氷織の手は震えていて俺の服の裾を掴んでいる
何が写っているのか、何を想像しているのか
俺にはただ立ち尽くすことしかできなかった
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
羊の母
氷織 羊
羊の母
氷織 羊
糸師 凛
氷織 羊
羊の母
羊の母
羊の母
羊の母
氷織 羊
糸師 凛
羊の母
糸師 凛
羊の母
氷織 羊
糸師 凛
羊の母
羊の母
氷織 羊
氷織 羊
羊の母
羊の母
羊の母
羊の母
羊の母
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
羊の母
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
羊の母
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
羊の母
羊の母
羊の母
氷織 羊
糸師 凛
羊の母
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
氷織 羊
糸師 凛
氷織の目がどこか一点を見つめていた
その横顔に見とれてしまいそうになる
儚い雰囲気の中にたしかに感じる闇
その闇を払うことすら、俺にはできないんだ
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
氷織 羊
氷織 羊
待ってる
その言葉が出てこなかったのは俺の弱さだ
家庭のことは他人が口出しできない
その事は1番俺が分かってた
なのになんであんなふうに取り乱した
感情的になった
答えはひとつしかなかった
でも、素直に認められない自分がいたのは確かだった
このままじゃ氷織はどこかに行ってしまう
それを止めることは1人じゃ不可能だろ
…これで最後だ
ここで氷織を救い出すこと
それが俺にできる最後の償いだ
蜂楽 廻
潔 世一
蜂楽 廻
蜂楽 廻
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
糸師 凛
蜂楽 廻
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
蜂楽 廻
蜂楽 廻
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
蜂楽 廻
潔 世一
潔 世一
俺と氷織の出会いは単純なもの
単純でも大事から始まった
氷織の抱える思い
それは氷織だけで背負い切れるものではなかった
もっと早く…
もっと早くに気づくべきだった
氷織は苦しんでた
それに気づくのはやっぱり…
凛だったんだな
潔 世一
蜂楽 廻
潔 世一
潔 世一
潔 世一
蜂楽 廻
蜂楽 廻
蜂楽 廻
蜂楽 廻
潔 世一
蜂楽 廻
蜂楽 廻
蜂楽 廻
蜂楽 廻
潔 世一
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