毎日辛かった
家事をやって
学校に行って
帰ったらまた家事の続き
そしたら宿題で
お母さんの機嫌取りもしなきゃ
そんな感じの毎日を送っていた
その日は体調が悪かっただけ
ほんと、それだけだった
休日
頭が痛くてだるかった
今日はなんだか少し体調が優れなかったの
だから家事をおおかた済ませてから
自室で静かに勉強してたの
そしたら機嫌の悪いお母さんに
呼ばれた
罵声を浴びされながら
殴られて蹴られて
体調が悪いのなんてどうでも良くなった
母
真斗
ピーンポーンッッ
母
インターホンが鳴り
動けない僕を見て
舌打ちと溜息をつきながら
玄関へと母が向かった
ローレン・イロアス
母
突然緊急要請があった
なにかと思えば薬物所持者を見つけたらしい
証拠もすべてあるが人が足りず
俺に回ってきた
他の警官に任せて俺は探索に行く
母
捕まりながら女が言う
リビングに何がいるって言うんだよ
突然リビングの扉が開かれた
空いた方をちらっと見ると
赤髪のお兄さんと目が合った
お兄さんはこちらを見ると 驚いたような顔をしてすぐに近づいてきた
ローレン・イロアス
真斗
声を出そうと思ったけど
なんにも喋れなかった
ローレン・イロアス
お兄さんは優しく
僕のことを抱き上げてきた
ローレン・イロアス
そう小さく声を漏らしていた
真斗
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