美月
お知らせです!私の名前が陸から美月に変わりました~
これからもよろしくね!
これからもよろしくね!
では、続きから物語スタート
樹
とりあえず町に行こう。町なら食料とかも色々売ってるだろうしな
デラ
そこの坊や、迷子なのかい?良かったらあたしの家へ来る?この近くなのさ
樹
(なんだこいつ…急に家に来いとか怪しくないか?)
樹
いえ、大丈夫です、遠慮しておきます
デラ
そうかい?本当に?本当に来ないの?ねぇ…来ておくれよ
樹
ひっ…本当に大丈夫なんで!近づいて来ないで!
デラ
待て!逃げるな!待てぇぇぇぇ!
10分後――
樹
はぁ、はぁ、撒いたか?何だったんだ、あの女は
樹
今度こそ町に行こう…って、あそこに光が見える。町かな?行ってみよう
樹
ここは町じゃなさそうだな、人がほとんどいない
樹
まあいいや、そのうち着くだろ
アラン
おい、お前親はどこだ?
樹
はい?親って…いませんけど
アラン
ほぉ、知らないのか?この地下街じゃ大人と一緒じゃない奴はストレス発散のいいはけ口だぞ
樹
えっ!?そんな…俺、どうすれば…
アラン
俺の家に来い、しばらく住まわせてやろうか?
樹
いいんですか!?じゃあ、お邪魔させていただきます
アラン
じゃ、着いてこい
樹
…ねぇ、ここは、君の家なn
アラン
は?違うに決まってんだろ?バカかてめえは
樹
俺を騙したっていうのかよ!?この裏切り者め!
アラン
黙れ、お前知ってるか?地下街で知らない奴に着いてったらだいたい奴隷市場に連れてかれる。ほら、お前の部屋だぞ
樹
やめろ!離せ!離せよ!
アラン
黙れよ、離せって言われて離すワケねぇだろっ!
樹
ゔぁっ…!いってーな!
アラン
じゃ、さよなら~
樹
…クソッ!なんでもっと早く気付かなかったんだ…!美月、俺達、もう会えないよ…
美月
どうしよう…樹と離れ離れ…
美月
私、どうすればいいんだろ…
デラ
嬢ちゃん、迷子かい?あたしの家においでよ、一緒に暮らすかい?
美月
いいんですか!?行きます!
デラ
それはよかった
デラ
さっきの坊やには逃げられたからねぇ…
美月
なんか言いました?
デラ
なんでもないよ、行こうか嬢ちゃん、こっちに来な
美月
はい!
デラ
私はね、ずっと探してたんだよ、家をね。今見つけた。私は人の心に住まう怪物だよ、嬢ちゃん!あんたみたいな綺麗な心は初めてだ、お邪魔するよ!
ヒュンッ!
美月
きゃ!?嫌!やめて!
デラ
暴れるんじゃないよ!上手く入れないだろ?
美月
嫌!嫌!
デラ
チッ…クソ、下半身は置いてくか
美月
はぁ…はぁ…うぅっ!あっゔぁあ!痛い!はぁ、ああぁぁあぁ!
バタッ…
リヴァ
お嬢さん?大丈夫ですか?お嬢さん?
美月
うっんん
リヴァ
よかった、目が覚めましたか
美月
あなたは、誰なの?ここ、どこ?ていうか、私の名前は、何?