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プロローグ
何処までも広がっている暗闇。
ポツポツと灯りも見える、遠くを見つめる深夜。
私は首からぶら下げているネックレスをぎゅっと握りしめて囁いた。
茉莉
第一話・火蓋を切る
・:*+.・:*+.・:*+.
腰まで伸びた髪に、綺麗な新しい制服。
私は目の前に広がる校舎を見上げた。
ここが、今日から通う新しい学校。
中に入ると向けられる、明らかに歓迎されていない視線。
仲間意識の強い彼らは得体の知れない部外者が入ってくるのが嫌なんだろう。
この学校にいる人たちを殆ど敵だと思っている私にはどうでも良いことだけど。
職員室に向かうと、担任から
担任
と、アドバイスを貰う。
それを承知で私はここに来たんだから、もう後に引けない。