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そんな話をしたのも数年前
今は...
彼は居ない
1人で暮らすくらいが丁度いい家に俺独り
誰も居ない為響き渡る自分の声
彼...ないくんは、
ウーーッ ウーーッ ウーーッ
今日は来る予定無かったはず、
急に晴れたからかな...
そう思いながら急いで家を出る支度をする
いきなりだったら走ったな ~ 、
家が無事だといいけど...
安心して近くの壁にもたれかかって座る
そして荷物の確認、
家に忘れても...まぁ取りに帰れないけど、
彼とお揃いの指輪
彼が帰ってきたら結婚するんだ、
食を失い水を失ってもこれだけは失わないと決めた物
絶対に待ち続けなきゃ、
<あれ、見ない顔だ!
近くで大きい声を出されたのでびっくりしてしまう
<ちょ、大きい声出したからびっくりしとるやろ!
なんか...
騒がしい人だな、
流石にこの流れはりうらもあだ名呼びだよね、
ないくんが付けそうなあだ名...ッ、
確かに今日は急いでたからいつもと違う防空壕に来た
そうほとけっちが指さしたのは
彼との指輪だった
そんなの、答えなくたってわかるじゃん、( 笑
黙り込む2人
仲間がいたような気分で安心した
そこからは彼氏の惚気話を皆でしていた
いいな...そんな明るく彼氏の話が出来るだなんて
死んでしまうかもしれない...って思わないのかな、
空襲警報が解除されました、空襲警報が____
もうちょっと話したかったな ~ 、なんて
やった、これでいつでも会えるんだ、
会えるうちに会っとかなきゃ、
なんだか、....今日はいい日だったな
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