俺はなーんなか気に入らない奴がいる
そいつの名前は高槻 舞
俗に言う一軍だ
俺もクラスではうるさい方だから一緒になることは多いけど
そいつはなんか本性が掴めない感じ
そいつは頭がいいから俺には理解できないだけかもだけどなw
ってこの間まで思ってたんだ
でも、俺は見ちまった
高槻 舞の本当の姿を
友達に誘われて行ったライブハウス
友達が推しのシンガーソングライター のいいところを早口で言うもんだから、
左耳から聞いて右耳から流す作業に集中していると、
友達の推しが出てきた
そいつが高槻 舞だった
フタクチ ケンジ
トモダチ
トモダチ
フタクチ ケンジ
トモダチ
トモダチ
トモダチ
フタクチ ケンジ
トモダチ
フタクチ ケンジ
取る、取らねぇの問題じゃない
今は高槻がここで歌ってることが理解できない
学校にいる時より生き生きしてる
主人公は私だと叫んでいるような歌い方
"弾けるような笑顔"
それは今のこいつのためにある言葉だと錯覚させられる
10分もしない短い時間での演奏
誰が見たって最年少だと分かる風貌
でもこのステージに出てきたやつの中でダントツ上手い
俺に向けて歌ってるような力強い演奏
俺は落とされかけた
いや
もう俺はこの時、落ちていたのかもしれない
追伸:Prologue少し内容変えました🙏🏻
読んでもらえると嬉しいです!
コメント
1件
いいですね〜︎👍🏻 ̖́-