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大きな手がほおを優しく包んで
僕の下唇を甘噛みしながら ゆっくりと熱い舌が入ってくる
なんか怖くて逃げようとしても ほおを包み込む手が僕を離してくれない
たぶん、僕も離れたくない
歯茎を舌でなぞられたり 執拗に絡められる間に
体の力が抜けて
僕はまんまと押し倒される 唇と唇を唾液の糸がつなぐ
ウンソク
このまま、でも
ウォンビン
問題ない、けど
思わず欲しがる目を、してしまった
ウンソク
いいとも嫌とも言っていないのに ウンソクはまた僕にのしかかる
息もできないほど激しくキスされて 喘ぐ 流れ込むふたりの唾液を飲み込みながら
もっと、と、思ってる
キスなんかするんじゃなかった こんなに気持ちいいなんて
服の裾から指が忍び込む 裸の胸に触れられて
ビクッとする僕に ウンソクは動きを止める
ウンソク
動けなくなってる僕の腕を引いて 体を起こしてくれる
ウンソク
頭が混乱していた もっと触られたいのに 本気になりそうで怖いんだ
馬鹿げてる
でも今更、何もなしで帰れるか? この人の方が確実にアントンよりはマシ
いっそヤラない選択もありだ アントン含め
さあ、どうする?
仕方ないな、とウンソクはつぶやいて 僕の頭を撫でる
ウォンビン
ウンソク
でも目は、とてつもなく優しい 子供扱いしてるじゃないか 赤子を見る目だ
手を振り払う ウンソクはふっと力が抜けたように笑う
ふと、目に入ったその部分 僕はちょっとだけ反応してるのに ウンソクのはよくわからない
小さいのかな
ウォンビン
ウンソクを見つめると やっぱり限りなく優しい顔をする
ウンソク
ざらついた甘く低い、声 かっこよすぎてムカつく
ウォンビン
僕の言葉にウンソクは爆笑した
ウンソク
その弾けた笑顔も、可愛くて カッコいい
ああもう、顔がタイプすぎて無理
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
……なんか こんな関係なのにまともなこと言われて ますます苦しくなる
ウンソク
ウンソク
うまい言葉が出てこない時 ついしてしまう癖、唇を指でいじる
どう答えようか迷ってたら ウンソクが僕の手を取った
ウンソク
唇を触ってた僕の手を 自分の唇に誘導する
綺麗な、唇 さっきここがたくさん僕に触れた
思い出したら、耳まで熱くなる
ウンソクは僕をじっと見つめてる
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
ついいじり倒してしまう指をものともせず ウンソクはそう言って
ウンソク
言うなり僕の指を唇から外し
また、キスを繰り返す