俺は海辺を歩いて帰る事が多いんだけど、今日は変。
帰っている頃に、小さな星が見えたんだ。
でも、1番星じゃない。流れ星でもなんでもない。
変な星
d n 𓂃 ◌
段々と近付く星に、違和感を覚えた。
d n 𓂃 ◌
ただ、違った。
星ではなかったのだ。
d n 𓂃 ◌
人が空から飛び降りたかのような歪なフォームで…
何処に着地するかも解らない様な馬鹿な足先で…
ただ、綺麗な顔だけは…
まるでこの世から消えても後悔しない様な…
自分から飛び降り、颯爽とこの世を去る様な…
眩しい…爽やかな笑顔だった。
d n 𓂃 ◌
『いいの。ありがとう。』
『救けないで、お願い。救ければ貴方は不幸者に。』
ス ゙ キ ッ "
d n 𓂃 ◌
『君が笑顔がいいの。』
『君の笑顔が見たいから、私は居なくなる。』
『私、この世に要らないから…ッ笑』
ス ゙ キ ッ "
d n 𓂃 ◌
聞き覚えのある、この優しい声。
笑い方も同じで…喋り方も同じ…ッ。
でも、言うハズの無い言葉揃え…
貴方は誰なの…ッ?
コメント
8件
切ない🥲🥲