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中の人

はろー

中の人

めっちゃ眠いです

仲成

何時に寝た?

中の人

11時頃

仲成

はぁ?

中の人

大体7時間ぐらい寝たよ!?

仲成

もっと寝る時間増やせ

中の人

無理だ!

仲成

はぁ!?

中の人

まぁ、始めよう!

中臣鎌足

スタァト

中大兄皇子

スタァト!

中臣鎌足

白湯持ってきたよ~

中大兄皇子

ありがと

大海人皇子

有難う御座います

中臣鎌足

それにしても、あの野郎どんな神経してるんだろうな

中大兄皇子

あぁ、さっきの奴?

中臣鎌足

そーそー

大海人皇子

まぁ、アイツが気持ち悪いことは否定できない…

中大兄皇子

でしょ!?

中大兄皇子

本当口の中最悪だった!

中臣鎌足

それより最悪なのが中大兄皇子が汚されたことだよ

中臣鎌足

俺でも飲ませたことねぇのによぉ…

大海人皇子

やっぱり鎌足さんはそっちなんですね…

中臣鎌足

だって!俺はちゃんと考えてやってるんだ!

中臣鎌足

だから、俺のヤり方で病気とかになる確率は低いんだよ!

大海人皇子

そうかな?

中臣鎌足

本当は俺の手で今すぐにでも中大兄皇子を俺色に染め上げたい

中臣鎌足

いやでも!?本人が嫌がるなら流石にやめるよ!?

中臣鎌足

彼の人生は彼の人生だし

中臣鎌足

俺に縛られたい人生じゃないだろうし!

大海人皇子

結構愛が重いのに相手思いなんだね…

中臣鎌足

そもそも、愛は相手の事考えるでしょ!?

中大兄皇子

中には自己中の人いるよ?

大海人皇子

兄上みたいな人ね

中大兄皇子

んなわけねぇだろ

大海人皇子

えー?

中臣鎌足

そんなの本物の愛のわけない

中臣鎌足

本物はちゃんと相手の事を考え、安全かどうか、相手が嫌がんないかちゃんと調べてるから

中大兄皇子

それはそれで怖いんだよね

大海人皇子

それは分かる

中臣鎌足

えぇ?

中臣鎌足

ま、まあ!白湯がそろそろ冷めちゃうから!

中臣鎌足

ただの水になっちゃうよ!

中大兄皇子

あ、そうだね

中大兄皇子

えっと、頂きます

僕はゆっくり白湯を飲んだ

中臣鎌足

ど、どう?

中臣鎌足

一応飲めるかなっていう温度にまでは下げたんだけど…

中大兄皇子

うん、結構飲めるよ!

中臣鎌足

それなら良かった!

大海人皇子

兄上、猫舌だもんね

中大兄皇子

それを今言うな

中臣鎌足

まあ、初めての時にお茶を飲もうとしたら暑くて飲めなかったもんね

中大兄皇子

か、過去の話をしないで!

中臣鎌足

ごめんごめん

大海人皇子

兄上って変なところで抜けてるからね

中大兄皇子

は?

大海人皇子

怖い怖い

中臣鎌足

とりあえず、無事で何より

中大兄皇子

でしょ!

中臣鎌足

自慢はできないぞ?

中大兄皇子

えっ

大海人皇子

それじゃあ、僕は恋人のところに行ってくる

中大兄皇子

またラブラブしてくるー?

大海人皇子

そんなことないでしょ!

大海人皇子

ずっといちゃついてるわけではないし!

中臣鎌足

え、大海人皇子に恋人いるの!?

中大兄皇子

あ、鎌足は知らないか

中大兄皇子

うん、よっぽど甘えてるけど

大海人皇子

甘えてないし!

中臣鎌足

へ、へぇ?

中臣鎌足

色んな愛情表現があるんだなぁ…

中大兄皇子

でしょ?

大海人皇子

と、とにかく!

大海人皇子

僕は恋人のところに行くから!

大海人皇子

それじゃ!

大海人は部屋を出た

中大兄皇子

はぁ、それにしても、白湯温かいなぁ…

中臣鎌足

白湯って飲むと体がほっとするよね

中大兄皇子

分かる~

中大兄皇子

口の気持ち悪さがなくなっていく…

中臣鎌足

それなら良かった!

中大兄皇子

………

中臣鎌足

………

全く話が進まない?!

え、いつもなら話おかしいぐらい進むよ!?

え、何!?どした!?

と、とりあえず話題振ろ…

中大兄皇子

あ、もう亡くなったけど、聖徳太子っていう人いたよね!

中臣鎌足

………あ、そうだ…ね!

中大兄皇子

その人ってどんな人だったんだろー

本当はどうでも良い

全く話す内容がなかったから!

中臣鎌足

あ、えっと…

中臣鎌足

……………

鎌足の雰囲気がどんよりとしてくる

あれ、僕なんか変なことした!?

中臣鎌足

いや、あの方は結構いい人だったよ?

中臣鎌足

俺の尊敬でもあるし…

中大兄皇子

へ、へぇ

中臣鎌足

でも、さ

中大兄皇子

中臣鎌足

なんで、さ、その人の事気になるの?

中大兄皇子

え?あー……

中大兄皇子

な、何となく、かな!

中臣鎌足

そ、そっかー!そうだもんねぇ~!

中臣鎌足

本気?

中大兄皇子

えっ?

中大兄皇子

聖徳太子の事?

中臣鎌足

うん、聖徳太子のこと、本気で好き?

中大兄皇子

えっ?!

中大兄皇子

い、いや!?好きという訳じゃないよ!?

中大兄皇子

ただ思い付いただけで!

中臣鎌足

本当?

中大兄皇子

うん!

これについては嘘はついてない

だって、話が進まなかったんだもん!

中臣鎌足

そ、そっか…

中臣鎌足

俺だけを考えてないのか…

中大兄皇子

え?な、何…?

中臣鎌足

何で聖徳太子の事を思い付いたのかなって

中大兄皇子

た、ただ聞いたことあるだけ

中大兄皇子

それの何が悪い!?

中臣鎌足

いや、何で急に?

中臣鎌足

好きな食べ物とか、面白いこととか喋ればよかったじゃん

中大兄皇子

た、ただ思い付いたのがその人だっただけで…

中臣鎌足

嘘だ

中臣鎌足

聖徳太子のことが好きなんでしょ

中大兄皇子

な、違っ!

中臣鎌足

好きじゃなかったら聖徳太子の話なんてするはずない!

中臣鎌足

好きじゃないと思ってても体が好きだって言ってるのかもしれない!

中大兄皇子

そ、そんなわけないでしょ!?

中臣鎌足

なら、証明してよ

中大兄皇子

ど、どういうこと……?

中臣鎌足

俺だけを考えていれば、そんなことも分かるのに…

中大兄皇子

な、何が分かるっていうの!?

中臣鎌足

俺の気持ち

中臣鎌足

別に聖徳太子の事考えなくて良いじゃん

中臣鎌足

何で俺だけ見てくれないの?

中臣鎌足

もう亡くなってる人なんて知らなくて良いじゃん

中臣鎌足

目の前の俺に集中してよ

中臣鎌足

無理にとは言わないけどさ、俺は中大兄皇子のことちゃんと見てるんだよ?

中臣鎌足

それなのに…

鎌足の目はうるうるしながら僕を見た

中大兄皇子

っ…

中臣鎌足

ねぇ、俺の事好きだよね?

中臣鎌足

嫌いのわけないよね?

中大兄皇子

嫌いのわけないよ!

中大兄皇子

好きだし!大好きだし!

中大兄皇子

唯一話せる人だし!

中臣鎌足

それなら良かったぁ

中臣鎌足

このまま中大兄皇子が俺のものだったら良いのに…

中大兄皇子

えっ

中臣鎌足

ん?冗談だよ~

中大兄皇子

そ、そうだよね

中臣鎌足

うんうん

中臣鎌足

本当に聖徳太子の事どうとも思ってなかったらの話だけど

中大兄皇子

本当に話す内容がなかっただけだし!

中臣鎌足

はは、ごめんごめん

中臣鎌足

流石に、言いすぎたよね…

中大兄皇子

ま、まぁ……

中臣鎌足

お詫びに何しよう…

中大兄皇子

べ、別に良いよ!?

中大兄皇子

詫びなんて要らない!

中臣鎌足

そ、そう?

中大兄皇子

うん!

中臣鎌足

本当に、何もしなくていいの?

中大兄皇子

え、うん…

中臣鎌足

甘いお詫び、要らない?

中大兄皇子

え、それってどういう…

すると、僕と鎌足の唇が重なったように感じた

中大兄皇子

んッ……

鎌足の口づけは気持ち悪くなかった

何か安心できるような

本当、気持ち悪さはどこにもなかった

中臣鎌足

ぷはぁー

中臣鎌足

どう、だったかな…?

中大兄皇子

き、気持ち良かった…ッ!

中臣鎌足

それなら良かった!

中臣鎌足

またいつか、しようね

中大兄皇子

うんッ!

中の人

今主が聞いてる曲

中の人

ひとつうえのおとk

仲成

おい

仲成

それ下ネt

中の人

ちゃいます!

中の人

良い曲良い曲!

仲成

はぁ?

中の人

これが中大兄皇子の曲

仲成

ちげぇよ

中の人

え?じゃあ鎌足…

仲成

そういうことじゃねぇよ

中の人

え?

仲成

あ、ダメだこいつ

仲成

話が通じね

中の人

通じなくてすんません

仲成

謝ってねぇだろ

中の人

はっはっはー

仲成

自慢できねぇよ

中の人

まぁ、今日も部活疲れたの!

中の人

終わらせるぜー

中大兄皇子

また明日ね~

中の人

僕の台詞取るな…

共依存みたいに付き合いたい

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