春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないくんと交際を始めて約3ヶ月。
同棲も始めて、幸せな日々を過ごしていた。
朝ごはんを一緒に食べて 行ってらっしゃいを言い合って 仕事の合間は連絡して ただいまとおかえりを言い合って
何も変わらない毎日だけど、それが何よりの幸せだった
夜以外は
ないこ
ないこ
りうら
同棲を始めてからのことだった。
ないくんはいつも寝る前に薬を飲ませてくる。
透明な液体が入ったカプセル。
あまりに透明なその薬は、口に入れたくないほど不気味だった。
でも、飲まないと寝かせてくれないから。
ゴクンッ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
薬の正体はなんなのか。
ないくんから話す気は無いようだし、俺からも聞く気がない。
知ってしまったらいけないような気がした。
薬を飲んで体に影響はあるか。それは全くなかった。
朝起きるといつもと変わらない日常が始まるだけ。
でも、すごく満たされた気持ちになる。言葉では表せないほど、幸せな気持ちで。
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
おかしい。
りうら
寝れない。
全然寝れない。何故か落ち着かない。
いつも隣にある温もりがないだけでこんなにも違うのか。
結局、ちゃんと寝れたのは朝日が昇り始めた時だった。
りうら
体が重い。いつもの優しい声がない。
今日は同棲を始めてから1番最悪の朝だった。
朝、そんな状態で仕事に身が入る訳もなく。今日は散々だった。
りうら
ガチャ…
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
なぜこうもすぐに分かるのだろうか。 心配をかけたくないと思いつつも、気づいてくれたことに内心喜んでいた。
りうら
ないこ
りうら
そう言って頭を撫でてくれる。それだけで疲れが取れていくようで。 今日はぐっすり寝れる気がしていた。
していたのに。
りうら
隣りどころか、すぐ近くに温もりはある。
安心できる状況なはずなのに、全く寝れる気がしない。
りうら
「りうら、あーんして?」
りうら
あれだ。薬だ。
あの薬があれば
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないくんは慣れた手つきで薬を取り出す。
ないこ
ゴクンッ
一日ぶりに目の前に出された薬を、俺は一気に飲み込んだ。
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
そのあとの記憶はない。 でも朝起きたら驚くほど気分が良かった。
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ゴクンッ
朝起きたらあの幸せな気持ちを味わえる。
そう思うようになったら、俺から薬を欲しがるようになって。
ないこ
もう俺は薬なしでは眠れない体になっていた。
ないこ
できるだけ優しい声で言うと、すぐに可愛らしい寝息が聞こえてくる。
ないこ
いつものようにりうらの服を脱がせて、顕になった突起に触れる。
りうら
それだけでもりうらは可愛い声で鳴いてかれるから。そっと、下の方にも手を伸ばした。
薬を飲ませた時だけやる行為。
寝ていながらも気持ちよさを感じているのだろう。
満たされた感覚が朝まで残って癖になって。 案の定、りうらは薬がないと寝れなくなった。
薬の正体は何か。りうらはまだ知らなくていい。
ないこ
ないこ
跡は決して残さない ただ快楽だけを感じさせて
もっともっと、溺れて。
コメント
8件
1000人おめでとうございます!! 最高ですね…薬の効果かと思いきや実は快楽の余韻…(◜ᴗ◝ ) 天才ですかね、?めっちゃ好きです…