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ヤベェ、話のギャップの幅についていけねぇ……(笑) 日帝の「オマエウォッカ以外も買えたのか」にずっとツボってるwwww
わははは ありがとうございます
うおわあああああ!ありがとうございます!もう本っ当に大好きです(唐突) これからも頑張って下さい!…ていうかソ連がスポーツドリンクを買った…⁈ ソ連が優しいの珍しくて大好き()ウキウキ日帝カワ(・∀・)イイ!!
日帝
そろそろ帰ろうと 思って帰路についた時、 見覚えのある路地を 見つけた。
日帝
こうして、昔の面影を 残す道を見ると少し ばかり嬉しくなってくる。
俺は好奇心に従って、 その細い路地へと 入っていった。
???
路地に入ると、視界が 一気に暗くなる。
この辺りは高い建物が たくさん建っているから 当たり前ではあるが…
真夏だというのに、 ここだけは少し 肌寒く感じた。
日帝
そう思って、数歩 歩くと同時。
日帝
突然後ろから 口をふさがれて 拘束された。
日帝
息が、苦しい…!!!
変質者
後ろから気味の悪い 声が聞こえてきた。
顔は見えなくても、 にやにやと笑って いるのがわかった。
日帝
必死に力を込めて 振り払おうとしても、 戦後ずっと刑務所に 閉じ込められまともに 運動していなかった体で 勝てるはずもなく。
変質者
そう言いながら、相手は 俺の体に触れ続ける。
腹も足も腕も、 全部。
全身に鳥肌が立ち、 吐き気を催した。
本能は逃げろと叫んで いるが、相手に呼吸手段を 封じられてるがゆえに全く 力が出ない。
日帝
まずい、酸欠で…
意識が━━━…
???
ふとその声が聞こえた 瞬間、変質者のうめき声と 共に後ろから抱き着く 力が一気に無くなった。
変質者
日帝
酸欠でフラフラだと 言うのに、支えるものが 無くなって俺は思い切り 地面に倒れた。
ヒュー、ヒューと、 か細い呼吸音が 自分の口から 漏れている。
???
日帝
必死に酸素を取り込もうと しても、勝手にむせて しまう。
謎の男は、そんな 俺の背中をトントンと 叩いた。
???
こくりと頷くと、 俺の体は軽々と おぶられた。
???
日帝
そう言われ、慌てて 深呼吸をする。
吸って、吐いて。
吸って、吐いて。
当たり前だが、窒息 しかけたのだから 呼吸は大事なのだと 改めて実感した。
日帝
そして俺は、連日の 疲れが一気にどっと やってきて、
自然に目を つむってしまった。
???
???
背負われている男の その声を最後に、俺は 意識を落とした。
次に俺が目を開けた時。
そこは、家から少し離れた 場所にある公園だった。
日帝
重い頭を持ち上げ、 周囲を見回すと。
ソ連
普通にソ連が 立っていた。
日帝
ソ連
日帝
勝手に声が震えるが、 それも気にせず尋ねると ソ連はいつも通りの 無表情で淡々と答えた。
ソ連
日帝
ソ連
ソ連の言葉で、先程まで 俺が置かれていた状況を 一気に思い出した。
知らない男に、全身 触れられた感覚。
日帝
一気に全身に鳥肌が 立ち、俺は自分の体を 自分で抱きしめる様に して縮こまった。
ソ連
頭にポンと、 手が置かれた。
ソ連
ソ連
ソ連がそう言っている 間に俺は。
日帝
涙が出ていた。
ソ連
ソ連が珍しく 慌てた様子で 俺の顔を覗き込んだ。
日帝
そんなことを言っている 間にも、ぼろぼろと涙は 零れ続ける。
…この程度の涙を 我慢できなければ、 決して米帝は殺せない。
そうわかっているのに、 涙が止まらないのだ。
ソ連
ソ連が呆れたように 溜息をついた。
ソ連
日帝
俺はソ連を見上げた。
前に日ソ中立条約を 結んだ時から何も 変わっていない体格。
身長198センチの 長身が太陽を隠し、 ソ連の顔は逆光に なっていた。
ソ連
日帝
少しだけ口ごもって しまった。
ソ連
ソ連がなだめるような 声で俺を呼んだ。
ソ連
その言葉は、今 単独で動いている 俺に勢いよく 突き刺さった。
日帝
ソ連
ソ連
そう言いながら、 ソ連は冷たい何かを 俺の頬に押し当てた。
ソ連
俺の手の中にあったのは、 キィンと冷えた 清涼飲料水…もとい、 スポーツドリンクだった。
日帝
俺はぺっとぼとるを ぎゅっと握りしめて、 ソ連の顔をまじまじと 見つめた。
日帝
ソ連
日帝
ソ連
お互いの視線が 交錯し、睨みあう。
ソ連はニヤリと 悪い笑みを浮かべて いた。
そして━━━…
ソ連
日帝
どちらからかは わからないが、 その場に小さな笑い声が 響いた。
そのあと俺たちは 道が同じだというので 共に歩き、とうとう 分岐の道の前へと やってきた。
日帝
ソ連
日帝
俺が頑張って口角を 上げながら言うと、 ソ連は目を見開いていた。
でも、すぐに表情は 緩む。
ソ連
日帝
俺はまた、 微笑みを零した。
ソ連と別れた後、 俺はぐーっと背伸びを する。
日帝
今日は、ほんの少しだけ ソ連の事を好きになれた 気がする。
無意識に口元に 微笑みを浮かべながら、 俺は日本家への帰路を また辿り始めた。
日帝
ソ連
日帝
ソ連
日帝
日帝
ソ連