司類

司類！！！！！

⚠注意事項⚠ ※司がクズです。 書き忘れてた、彰類もあります‼️地雷ふんじゃった方ごめんなさい‼️ なんでもいい方は⬇️⬇️

ガチャッ……

ここ最近、司くんが変だ。

帰りは遅いし、帰ってきた時にはすぐにスマホを手にして文字を打ち出す。

僕が「おかえり」と言っても、返事が曖昧だ。

日常を振り返り、思い出す。

確か2週間程前だ。

思わず涙目になってしまう。司くんにバレないように、そっと目元を拭う。

前までは、僕が「おかえり」を言うのを遮って「ただいま」と言ってくれて、勢いよく抱きついてきた。

暖かくて、優しくて。

司くんは虚ろな目で煙草を取り、ベランダへ去っていった。

前まで煙草なんて吸わなかったのに。

このような態度になると同時に煙草を吸い始めた気がする。

体調に障るし、臭いもキツイからやめてほしい。

つん…と鼻をつき、喉に入る煙。

それに咽び、テーブルに手をつく。

それでも、司くんは気にもしていない様子。

……

返事は来ない。

それだけ言い残し、バックを持って出ていった。

バタンッ…

抱いて？

ドサッ

グイッ

覚悟を決め、椅子に座ってスマホをじっと眺めている司くんを見る。

その声は、あの浮気相手と連絡を取っているであろう彼には届いていないようだ。

驚いたようで、驚いてない表情。どう表せば良いのか分からないが、僕への興味が薄れているのかあまり良い反応ではない。

真剣な眼差しを向けても尚、スマホを見ているコイツに呆れて溜息が出てしまう。

僕の小言に腹を立てたのか、スマホを素直に置くも小さく舌打ちをしている。

追い詰められて焦ったのか、大きな声を出して反対する。

なす術がないのか、手を握りしめているだけ。

その惨めな姿に思わず笑ってしまう。

離婚します。

パシンッ！！

バタンッ