コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
なんでもないと口を噤んだ
ほんとはちいと足止めとうて
けんど君は早足ですっと前いくけん
僕はそれを見つめとる
最終便君は乗る僕を置いてって
走り出すゆっくりと地面がずれていく
泣いちゃいけん
泣いちゃいけん
でもほんとは言いたいわい
いかんで
祭りも終わればいつもとおなじ
変わらん夜が来るんじゃと知った
けんど君はいつもよりずっと色っぽう見えて
僕はそれを見つめとる
時間だけが過ぎていく僕を連れてって
帰り道暗いけんど1人でかまんかな
街灯に照らされて影ができとる
1人ぼっちさ
遠くへと消えていく
僕を置いてって
完全にまた今度夜が滲んでいく
泣いちゃいけん
泣いちゃいけん
でも本当は言いたいわい
いかんで
泣いちゃいけん
泣いちゃいけん
でもほんとは言いたいけん
いかんで