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暁山

はぁ…

暁山

疲れた。

誰も居ない屋上に、独り。 もしかしたら、 あの人が来てくれるのかな… と、少し期待してしまう。

神代

おや、瑞希じゃないか。

暁山

る、類っ!?

噂をしていると、 類が来てしまった。

こんな醜い顔、見せたくなかったのに。

神代

泣いているのかい…?

暁山

あ、うん…

正直に云って、少し俯く。 類には、弱い姿なんか、 見せたくないのに。

暁山

何かゴメンね…

神代

謝る事じゃないよ。

神代

どうしたんだい?

類の変わらない態度に、感動する。 そして、嬉しかった。

暁山

ボクの、事が、流されて…

暁山

絵名に、も、嫌われて…

暁山

もう、やだぁ…

最後の方は、嗚咽交じりで、 聞きにくかったと思うのに。 類は、頷きながら、 ボクの肩を抱いてくれた。

神代

大丈夫だよ。

神代

心配する事は無いよ。
瑞希には、
僕と云う味方が居るじゃないか。

神代

もう瑞希は独りじゃない。
だから、もっと、俺を頼れよ。

その言葉に、 どれだけ救われたか。 嬉しさで飛び跳ねる位、 ボクは、その言葉に、救われた。

暁山

有難う、類…!

神代

此方こそ。

類とボクは、終始笑っていた。

暁山

もう、最終下校時間か…

荷物を纏め、 屋上を出ようとすると、 弟くんが入って来た。

暁山

あ、弟くッ…

弟くんに頬を叩かれた。 突然の事で、 良く理解できなかった。

暁山

え…?

東雲

何で、独りで、溜め込むんだよッ!!

東雲

だけど、俺は……

東雲

絵名が、お前を、
裏切ったのは知ってる。

東雲

でもッ!
俺は、お前の事を、
キモいとか、ひでぇ事、
思わねぇし。

弟くんは、 泣きながら、ボクに思いを、 打ち明けてくれた。

暁山

弟くん…

東雲

だからッ!!
独りで溜め込まねぇで、
俺とかに、打ち明けろよッ!!!

暁山

ふふっww

東雲

何で笑うんだよ…

暁山

厭、別にぃ。

云わないよ。 君からの言葉で、 泣きそうになった、なんてね。

暁山

じゃあ、帰ろっか!!

東雲

おう。

弟くんと帰ろうとしたら、 一番、会いたくてない人に、 会ってしまった。

東雲

瑞希…?

暁山

絵、名……

東雲

何で、
アンタみたいに、
キモい人間が此処に居るの?

東雲

絵名、そんな言い方は…

弟くんは、 必死に止めようとするけど、 絵名は、止まらなかった。

東雲

消えてよッ!!!
死んでッ!?

東雲

私は、待ってたのにッ!!

東雲

なのにッ…

東雲

私はッ……

今日は、七時迄に帰れるんだろうか。

ボクは、泣く訳には行かなかった。

連続投稿、一日目!!

此の後、新作投下します!!
類を誰かと付き合わせます!

なんか、作ってみたく成ったので…

読んでくれると、嬉しいです!

# 噂から始まる復讐

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