父
菜月
母
菜月
父
菜月
私は田舎へと引っ越す両親を見送った。
菜月
私は今日から一人暮らしを始める。
高校1年生、高橋菜月(たかはし なづき)
6月まで東京で暮らしていた私は
両親の転勤で引っ越しをしなければならなくなったのだけど.........
せっかく仲良くなったのに友達と離れるのは嫌だ!と
両親をなんとか説得。
晴れて今日から一人暮らしをすることに。
菜月
菜月
ガチャっと鍵を開け、ドアをひねると。
玄関にはなぜか靴が置いてある。
菜月
菜月
ぱっと上を見上げると.........。
恭平
そこには綺麗な顔立ちの人がいた。
鼻筋がしゅっと通っていて、背も高い。
菜月
恭平
菜月
恭平
菜月
恭平
菜月
菜月
恭平
恭平
そういってドアを閉めようとしてくる彼。
菜月
菜月
私は彼をなんとか説得し、不動産屋に連絡をすることになった。
ー 30分後 ー
不動産屋がやってくると焦った様子で2人に説明をした。
不動産屋
不動産屋
不動産屋
不動産屋
菜月
菜月
不動産屋
菜月
困り果てた私。
すると不動産屋さんは言った。
不動産屋
不動産屋
不動産屋は彼と親交があるみたいで親しく話す。
恭平
不動産屋
不動産屋
恭平
恭平
不動産屋
恭平
不動産屋
不動産屋
菜月
菜月
菜月
菜月
不動産屋
私の返事を聞くと不動産屋はほっとした表情で帰っていった。
恭平
菜月
私は、ドキドキしながらも家に入る。
恭平の家
そこにはキレイに整頓された部屋があった。
菜月
必要なもの以外は置いていない、すっきりとした部屋。
小さなテーブルにはメガネが置かれているだけ。
菜月
チラッと彼を見ると、ぶっきら棒に言う。
恭平
菜月
恭平
恭平
菜月
菜月
菜月
恭平
彼は私のことをじろっと見つめた。
菜月
恭平
菜月
恭平
恭平
恭平
彼は私に近づくと、私のあごをくいっと持ち上げた。
菜月
私は彼の手を力強く振り払う。
恭平
恭平
菜月
菜月
菜月
この日は彼がベットを貸してくれて、彼はソファーで寝ることになった。
翌日
朝起きてみると、部屋に恭平はいなかった。
菜月
菜月
学校・教室
里奈
里奈
菜月
千秋
菜月
里奈
菜月
菜月
菜月
菜月
なんとか友達の言葉をかわした私。
ほっとしていたら…。
地味男くん
菜月
突然、クラス1地味な地味男くんがぬっと近づき私にノートを渡す。
地味男くん
地味男くん
私に押し付けるように、手渡すとすぐに自分の席に戻ってしまった。
里奈
千秋
里奈
千秋
みんながそう呼んでるため、彼の名前は知らない。
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
菜月
放課後
学校が終わり、家に帰る。
菜月
家に入ると、もう恭平は帰ってきていた。
菜月
私はカバンを置くと、恭平に話しかける。
しかし…。
恭平
彼は答えてくれなかった。
菜月
菜月
菜月
菜月
なんとか距離を縮めようと、歩み寄るが。
恭平
彼は答えてくれない。
私はなんとか話題を作ろうと、学校での話をしはじめた。
菜月
菜月
菜月
恭平
菜月
すると、今まで反応のなかった彼がすくっと立ち上がる。
菜月
菜月
じりじりと責め寄る恭平。
彼は私を壁まで追い詰めると、逃げられないように両サイドに手をつく。
菜月
キスできそうな距離。
背中は壁。逃げられない。
ぎゅっと目をつぶった瞬間__。
恭平
菜月
彼は持っていたメガネをかけた。
そして前髪を降ろす。
恭平