桃青浮気パロ

今日は青の葬式

俺は支度を済まして、家を出た

重たい足を引きずりながら。

青の棺の隣に力なく座り込む

俺には泣く気力がなかった

黄も遠くから来て葬式に参加。

何度も謝る黄を見て唇を噛む

謝らなきゃいけなきのは俺のほうだ。

上に飾られてる青の写真を見る

幸せそうに笑ったその笑顔は、俺の心臓を痛いほど締め付けた

俺が幸せにすると誓ったのに

ずっとそばにいるって宣言したのに

結局果たせなかった

青……来世では

来世ではちゃんと

幸せになってほしいｯｯ

こんな俺に、言う資格は無い

＿＿けど

青が大好き

声に出して言いたい

声に出して、そして力強く抱きしめて言いたい

大好きだよ……って。

でも、声に出して言う資格なんか俺には無いし、抱きしめてもあげられない

俺は、涙が込み上げてきて、その涙を必死にこらえた

気づいたら家で

正面には赤

と、黄。

気まずい沈黙が流れるなか、俺は口を開いた

赤が俺を見る

赤は静かにうなずいた

俺は別れたあと、なぜか涙が出てきた

赤も同じように泣く

少し泣いてると、黄がティッシュを取り出して言った

黄の声が響き渡る

俺は、ぐしゃぐしゃになったティッシュを見つめた