えと
ゆあん
ここは個室ではないが、 カーテンで囲われ、仕切られている。 だからそこを「部屋」という人も多い。
ゆあん
そういえば、まだ友達に連絡をしていない。 というか、スマホを開けたら充電がなかった。 だから少し充電していた。
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
たっつん
こいつらは俺の友達。 気が良くて面白い奴らだ。
ゆあん
うり
なおきり
ゆあん
……
「病院に居る」と打とうとして、やめた。 心配かけたくないから。 ここは街から少し離れた病院。 街には大きな病院があるから、ここの病院は人が少なく、 知り合いはあまり来ない。 適当に流しておけば、すぐにバレることはないだろう。
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
ひろ
ゆあん
ゆあん
長い間帰れないと思う。
じゃぱぱ
シヴァ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
あいつらいつも通り元気そうで良かったな。 先生は体調が安定したら、と言ってたけど、 どのくらいなんだろう。 早く皆に会いたいな…。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
皆のことを考えると、会いたくなって、無性に寂しく感じる。 そう思うと、涙が勝手に溢れてきて、止まらなくなった。
ゆあん
えとさんはきっと、隣の部屋にいる。 聞こえているかもしれないけど、 出来るだけ声を抑えて泣いた。
ゆあん
ゆあん
えと
机をノックする音がした。 それは__
えと
えとさんだった。
ゆあん
えと
えと
ゆあん
急いで涙を拭く。
えと
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
無理矢理口を上げて、作り笑いをした。
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
なんで入院してるの?
ゆあん
この人には…話してもいいかな…。 …でも…。 やめておこう…。 俺はもうあと2年しか生きられないんだから…。 言ったところで変わらない。 あと…2年の人生なんだから。
ゆあん
ゆあん
えと
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
えと
えと
一緒に行こうね
今俺は点滴が付いているので、 トイレ以外に外に出ないでくださいと言われている。 早く点滴が取れないかなぁ。
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
ゆあん
ゆあん
next…♡100