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あぁぁぁぁ好きですゥゥ
本能が狂い始める
朝顔
朝顔
朝顔
追い詰められたハツカネズミ
酷く疲れた顔をして彼女は校門から出てきた
菖蒲
朝顔
朝顔
少し申し訳なさそうに私に笑いかける
菖蒲
菖蒲
菖蒲
踏切の遮断管が降りた
菖蒲
……誰か踏切の中にいる…?
菖蒲
菖蒲
少女はゆらりと振り返った
菖蒲
朝顔
朝顔
彼女はニコリと笑う
今、絶望の淵に立って
菖蒲
線路内にめいっぱい手を伸ばした
朝顔
朝顔
踏切へと
菖蒲
飛び出した
…そう
菖蒲
朝顔
菖蒲
へらへらと私に笑いかける
菖蒲
菖蒲
居場所なんてないだろ
朝顔
朝顔
菖蒲
2人きりこのまま
愛し合えるさ―
繰り返す
菖蒲
蝉の声が聞こえた
フラッシュバック
朝顔
菖蒲
蝉の声
菖蒲
永遠にちぎれてく
朝顔
朝顔
菖蒲
菖蒲
手を伸ばすが彼女は消えてしまう
夏が消しさった
白い肌の少女に
菖蒲
菖蒲
扉を開けると、誰一人も教室にいなかった
菖蒲
本性が暴れ始める
菖蒲
彼女の机には花瓶が置かれていた
次の標的に置かれた花瓶
仕掛けたのは
菖蒲
朝顔
彼女はフェンスに強く背中を打った
朝顔
肩をどんとおす
そう、君が悪いんだよ
菖蒲
私は足早に屋上から立ち去った
朝顔
目の辺りをそでで押えながら嗚咽を漏らす
菖蒲
菖蒲
朝顔
朝顔
へらと笑いかける
菖蒲
溺れてく其の手に
そっと口吻をした___
朝顔
薄笑いの獣たち
朝顔
菖蒲
爪を突き立てる
朝顔
不揃いのスカート
朝顔
菖蒲
夏の静寂を
切り裂くような悲鳴が
バタバタと教室から出てくる
朝顔
彼女はスカートを握りしめながら教室のなかに立ち尽くしていた
菖蒲
谺する教室の窓には
朝顔
菖蒲
窓の方を向く彼女は、今すぐにでも砕けてしまいそうだった
そう、君は友達
菖蒲
貴方から、私に助けを求めて
貴方から
菖蒲
彼女はクラスメイトの背中にもたれかかっていた
朝顔
朝顔
菫
朝顔
朝顔
菫
菫
その言葉ににこりと微笑む彼女
菖蒲
居場所なんてないんだよ
菖蒲
透き通った世界で
愛し合えたら___。
菖蒲
菖蒲
ふと線路の中に視線を移した
菖蒲
朝顔
いないはずの彼女がにこりと笑っていた
菖蒲
菖蒲
朝顔
菖蒲
透明な君は僕を
指さしてた___。
菖蒲
朝顔
彼女はこちらの方に手を伸ばしてくる
菖蒲
菖蒲
踏切の中に入った
菖蒲
菖蒲
周りでなにか話してるようだけど私は気にしない
彼女の背中の方から電車が迫ってくる
菖蒲
君とやっと同じになれる
少女レイ/みきとP feat 初音ミク