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沙良
沙良
卒業式の校門前
智美
悠貴
僕、山遠悠貴は、県外の看護学校を志した。きっかけとしては、やっぱり莉絵の死だろう。
莉絵の苦しむ顔、笑顔、泣き顔、色んな顔を見てきた。そしたら、僕は人を助ける仕事に就きたいって心から思った。
だから、僕はこの道を選ぶ。智美とは離れてしまうけど、莉絵に会いに行くのは一緒なのだから。
智美
私、西堂智美は、実家のカラオケを継ぐことにした。西堂歌謡館は、莉絵と毎日歌ったカラオケルームがある。私は、あの部屋をなくしたくなかったんだ。
思い出まで、消える気がしたから。
時が経った。 悠貴と智美は、天国に行った。
悠貴
智美
天使
悠貴
その頃…
早く、早く、走らないと。 早く、、早く、
あの二人が、約束を果たしてくれたの。私の為に、ここに来てくれた。
だから、私が二人を見つける番!
沙良
沙良