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ざわざわざわ…
HRが終わった後、教室は大盛況だった。
女子生徒A
黒澤
女子生徒D
女子生徒A
黒澤
桃哉
遥
大人数の女性に囲まれている黒澤先生は、涼しげに言葉を返す。
時折閉じる瞼から垣間見えるまつ毛は長い。
遥
遥
女子生徒D
遥
黒澤
そのまま、脱兎の様に素早く教室を出る。
女子生徒A
桃哉
女子生徒D
黒澤
女子生徒A
女子生徒A
黒澤
女子生徒D
桃哉
黒澤
桃哉
女子生徒A
女子生徒D
黒澤
桃哉
黒澤
女子生徒D
女子生徒A
屋上-
遥
遥
私は、こんな容姿でもあって初対面の人に笑われがちだ。
普通の女子高校生として居たいだけなのに、やれ「高嶺の花」だとか
「王子様」だとか、いって騒ぎ立てられるし
性別間違えられるし、最悪だ。
遥
黒澤
遥
後ろから声をかけられたので振り向いたらいつの間に黒澤先生がいた。
遥
黒澤
遥
黒澤先生は、私の姿を見て興味深そうにしている。
上から下をじっくりと、見まわすように
遥
遥
黒澤
遥
黒澤
黒澤
遥
遥
黒澤
遥
黒澤先生と目を合わせるのが気まずいので私は逸らそうとする。
けど、先生も大体私と同じくらいの身長なので避けようがない。
黒澤
黒澤
黒澤
遥
遥
黒澤
遥
心にも思っていないことを、そう呟いてみる。
すると、黒澤先生はすっと私の隣に近づいてきて。
黒澤
遥
黒澤
遥
黒澤
黒澤
遥
初対面で何言ってんだこの人!?
まだちゃんと話してもいないのに!コイツ”!!!
遥
黒澤
遥
ペースがかき乱されるような感じがして、心臓が嫌に飛び跳ねた。
どくどく、どくどく…冷や汗が額を伝う。
黒澤
遥
キーンコーンカーンコーン…
黒澤
遥
何だこの人、本当に気が狂いそう。
そう思いながら素早く屋上を出ていった。
黒澤
黒澤
黒澤
誰もいない屋上に、黒澤の声だけがこだまするだけだった。
白杉
遥
私が教室にたどり着いたのはチャイムが鳴って、五分ほど経った後だった。
1限目は古文を担当している白杉智花(しらすぎともか)先生の授業だった。
白杉先生は、名前の通り肌が白く透き通ったような洗練された容姿をしている
しかし規律に厳しい先生でもあるので、好き嫌いが解れるタイプだ…。
白杉
遥
桃哉
遥
静寂な教室に、足音が響く。
白杉
白杉
白杉
サラサラと黒板に丁重な字で、白杉先生は文字を書き連ねていく。
”ありつつも君をば待たむうち靡く わが黒髪に霜の置くまでに”
白杉
桃哉
白杉
桃哉
遥
白杉
白杉
女子生徒D
女子生徒A
白杉
白杉
白杉
桃哉
遥
遥
私は、屋上で黒澤先生に言われた言葉が脳裏を反芻し続けていた。
桃哉
桃哉
次回───
桃哉
遥
桃哉
桃哉
遥
全力で面白がる、幼馴染。
???
???
???
遥
突然として現れた同じクラスの女に詰められることに(大困惑)
黒澤
黒澤
黒澤
遥
ロックオンしてくる黒澤先生マジ怖い!
違う!
私は、普通に過ごしたいだけ!
遥
#03 「余計な好意は要らないからほっといてくれ」 乞うご期待ください