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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ドサッ

 

い‪”‬ッ、…た

 

(…ここどこ)

「今こっちから音しなかったか?」

 

ビクッ

 

おい誰もいないぞ?

 

おかしいな、
確かに音がしたはずだけど…

 

まぁお前耳良いもんな
兎かなんかが通ったんだろ

 

そうか、
あれ?なんだこれ…

ガサガサ

 

…懐中時計?

 

ははwまるで
不思議の国のアリスみたいだな‼︎

 

兎の国のアリス?

 

違う違う。
不思議の国の、な

 

へぇ…で、
そこに隠れてる奴が持ち主?

 

ビクッ

ガサ

 

…スイマセン

 

持ち主…ってことは兎さん?w

 

調子乗んな

 

ごめんごめん
で、貴方のお名前は?

 

え……と

 

ヤマダタケシです

 

ヤマダタケシ?
変わった名前だなー

 

ハハハ…

 

で、タケシがこれの持ち主?

 

違います

 

なんだ、じゃあ…

ピタリ

 

ちょっとちょっと崎守君‼︎

 

え?なんで神様がここに…

 

貴方偽名使っちゃダメじゃないの‼︎

 

ここで一生暮らすかも知らないのよ⁉︎

 

いや、崎守光は◯にましたし…

 

…、そう

 

でもヤマダタケシはヤバいわよ

 

他に良い名前考えて頂戴?ね?

 

……、

 

あと、あの懐中時計は能力を作用するかしないかの重要なトリガーだから

 

肌身離さず身につけておいてね

 

…それを先に

 

私が出てこられるのはある一定の時間でしかないから、あとは自分でね‼︎

 

それじゃ‼︎⭐︎

 

あ、ちょッ‼︎

グワン

 

‪”‬捨てる‪”か…‬

 

ちょ、ちょっと待って‼︎

 

 

そ、それ…僕のだった、みたい?

 

なんだそれ

 

…ごめん

 

 

‪”‬ライ‪”‬も焦りすぎなんだよ
ほら、さっさと返してやれ

 

 

あ、ありがと…

 

今度からは‪”‬肌身離さ‪ず‪”‬持っていろよ

 

え…?あ、はい…

 

(肌身離さず…?)

 

そういえば自己紹介してなかったな

 

おいちょっと…

 

させておいて俺らがやらないって言うのは非常識だろ?

 

 

俺はロキ。よろしくねタケシ

 

…ごめん、嘘ついてた

 

え?

 

名前…本当はヒカルなんだ

 

ヒカル?…
へぇ、綺麗な名前だね

 

ほら、ライも自己紹介して

 

 

…ライです。よろしく

 

よろしく

 

それじゃヒカル、
僕ら近くの国に住んでるんだけどさ

 

一回来てみない?

 

ッロキ‼︎

 

‪”‬来訪者は招く‪”‬

 

そう教えられたでしょ

 

……でも

 

…?

 

さ、行こう‼︎ヒカル‼︎

グイッ

 

あぁ、

 

……

ザクザク

 

……

 

『あーあー…マイクテスト』

 

ビクッ

 

…?

 

どうかした?

 

あ、いや…

 

『やっほ〜光くん‼︎聞こえてる〜?』

 

『聞こえてたら時計を2回叩いて‼︎』

 

トントン

 

『良かった‼︎』

 

『で、真剣な話になるんだけどね』

 

『君が今向かっている街、‪”‬ランシュー共和国‪”では最近事件が相次いでいるの‬』

 

(事件…?)

 

『なんでも、男性が次々と襲われてるらしくて腹部には数箇所の刺し傷がある』

 

『そして襲われた人たち全員が、必ずしも亡くなって街中に放置されてるらしくてね…』

 

『他にも嫌な噂は絶えないけれど、本当に彼らに着いて行って良いのかしら…』

 

『心配だわ』

 

 

『そ・こ・で‼︎』

 

『今から言うことをよく聞いて欲しいの』

 

『確実とは言い難いけれど、毎度事件が起こる時間帯は昼の12時過ぎ頃』

 

『本当に何かあって困っちゃったらランシュー共和国の隣の国に逃げ込みなさい』

 

『そこには必ず貴方を助けてくれる人たちが___、ずだ_______』

 

 

見えたよ

 

大きい街…

 

…とは言っても、他の国に比べれば全然大したことのない大きさなんだけどねw

 

ライ、通行証は持ってる?

 

もしかして発行するつもり?

 

そのつもりだけど?

 

……はぁ、ロキお前

 

大丈夫だって

 

異世界乙女ゲーに飛ばされた話。

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