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鋭い刃で手首に線を引いた
パタタと赤が真っ白なシーツに 溢れよく映える
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心が満たされてゆく
こうすれば心のピースが埋まると思った
足りない、あと1ピースが
埋まるのだと信じた
キィッと扉が開く音がした
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冷たい色の青色を纏う彼だ
でも彼自身は温かい優しい色
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慈悲深い慈悲の色
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綺麗な色
醜い俺の色とは違う
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どうやら俺の頭はとっくに 働くことをやめたらしい
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あぁまただ
優しさが俺を包み込む
どこまでも慈悲深い彼
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外に出たのは久方ぶりだ
最後に外に出たのは...
...あぁ、3ヶ月前か
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ut
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どうすれば俺は彼に恩返しをする事ができるのだろうか
彼は俺に何を望んでいるのか
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二人組の男が此方を見ている
何か喋ってるから耳を澄ました
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行きたいところ
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コンビニの目の前の横断歩道
渡ればすぐそこにコンビニが
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道路に足を踏み出した
横からは居眠り運転のトラック
彼は気付いていない
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ドンッと強く彼を押した
ut
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ドンッ
何かがぶつかる音がした
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意識が遠のく
必死な顔した彼が俺に駆け寄る
あぁ
心が埋まった
心のピースがようやく埋まった
ようやく俺も人間になれるかな
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俺を救ってくれたこと
俺に光をくれたこと
全部全部忘れんで
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俺のヒーロー
コメント
3件
久しぶりにTERROR開いた気がする…。ねむねむさすが小説書くの上手い