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夜の空気は冷たく、窓の外には月が鈍く光っていた
部屋には僕と彼二人きり
桃
ドアが閉まるとともに静かに投げかけられたその言葉…
振り返ると、彼は真っすぐ僕を見つめていた…
青
嘘だった
本当は意識的に距離を取っていた…
彼の葛藤が…
言葉は…触れる指先が、
どこか異常で怖かった
桃
彼がゆっくりと近づいてくる…
後退こうとした瞬間、壁に追い詰められる…
桃
細く長い指先が頬に触れる
優しく撫でるように見えて、
とにかく強引だった
青
青
桃
桃
その冷たい笑みの後ろに狂気が隠れている、
そう咄嗟に感じた
桃
桃
囁くような声が耳をくすぐる
ゾクリとした寒気が背筋を走った
桃
桃
首筋に冷たい唇が触れる、
心臓が跳ね上がる
青
言ってもだめだったのかもしれない
次の瞬間
乱暴に手首が引っ張られた
青
桃
今までに聞いたことのないくらいの低音でそう言われた、
桃
その言葉に息が詰まる…
桃
青
桃
桃
腕の力が強くなる…
もう…彼から逃げることはできない…
青
青
離してよっ…
桃
桃
その囁きが耳を掠めた瞬間、
僕はとっくに彼の中に囚われていることを悟った
逃げられない…
どこまでも__どこまでも、愛される
桃
桃
青