ぺいんと
僕は何事もなかったかの様にらだにお茶を渡し自分も彼の隣に座った
らっだぁ
お茶二つなのに数十分かけてしまったからか少し不機嫌そうな表情で説明を求めてきた
ぺいんと
しかしちゃんと言い訳を考えてきたのでそれを伝えた
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
少しの間が気になったが僕ならあり得ると考えたのかすぐに笑顔になってくれたのでこれは上手く誤魔化せたと言えるだろう
らっだぁ
ぺいんと
僕の家のトイレの場所は少し特殊で初めての人なら案内をするのだが彼ならば迷わないでいけるだろうと思い
自分で持ってきたお茶を飲みながらトイレに行く彼を見送った
約15分後
ぺいんと
もしかして僕の家の構造を忘れてトイレの道を忘れてしまったのではないだろうか?
なども一瞬だけ思ったが、それはないと感じお腹でも下してしまったのだと勝手に思いながら無断で彼の今日持ってきた荷物を漁った
ぺいんと
トートバックの中にはちゃんと勉強する気満々でその中身には主に僕が嫌いな教科を重点的に持ってきているみたいだ
ぺいんと
教科書を読んでいると服に洗い流せていなかった彼の物に自身の血をつけてしまった
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ティッシュで血を拭き取ろうとしていると机に手が当たってしまい飲んでいたコップを倒してしまいさらに大惨事になってしまった
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
早く片付けなきゃいけないのに咳と花が出てそれがずっと止まんなくて苦しいくて床に倒れ込んだ
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
トイレから帰ってきたのからだはとても驚いた表情で僕に駆け寄ってきた
ぺいんと
近寄って仕舞えば、花に触って仕舞えば彼まで病気が移ってしまうと思った僕は急いで近寄る彼の動きを止めた
らっだぁ
ちゃんと彼の動きが止まっているのか見るために声僕はゆっくりとソファーに座り彼を見つめた
らっだぁ
ぺいんと
興味深そうに僕が吐いた花を指出すので先に触らない様に忠告をした
らっだぁ
ぺいんと
物知りならだはやっぱりこの病気についても知っている様でそれなら触って仕舞えば映ることも知っているだろう
ぺいんと
目の前で血と花を吐きながら苦しむ人間を見たら誰だって気持ち悪いと思うし僕だって思うかもしれない
らっだぁ
先程まで止まっていた彼はゆっくりと僕の方に歩いてきた
ぺいんと
しかし今度はその静止の声は意味をなさず僕に歩に向かって歩いてくる
ぺいんと
あれだけ血と花を吐いたのだから元々貧血気味の僕からすると一気に体内から血が出たのがまずいのか上手く動けない
僕の目の前にやってくるためにらだは花を踏んで目の前までやってきてしまった
ぺいんと
移ってしまう。僕のせいで彼が病気になってしまう
らっだぁ
ぺいんと
彼に必死に謝っていると優しく頬を撫でられ「謝らないで」と微笑んで涙を拭ってくれた
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
今確かにぐちつぼの名前が彼から出てきたが小さくて上手く聞き取れなかった
らっだぁ
ぺいんと
彼は別に隠すつもりがない様でなぜそう思ったか理由を教えてくれた
話を聞いていく中でらだはどうやら僕が好きな相手はぐちつぼだと思っていたようで
その理由はいつもぐちつぼと話していると悲しい表情で見られていたのを気づいていたらしい
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
彼がふっと笑って僕も嬉しくなったがふと嫌な考えが頭を横切ってしまった
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
花吐き病は医学的にも治らないから……両思いだと知らなかった方が良かったのかもしれない
ぺいんと
らっだぁ
そんなことを考えているとらだから信じられない言葉が聞こえた
ぺいんと
らっだぁ
彼に尋ねてみても何か真剣に考えている様で僕の声が聞こえていない様子だ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
何かを思いついたのか僕の名前を呼んだので彼の方に顔を向けると、ソファーに押し倒され口を奪われてしまったが全く嫌じゃない
でも、恥ずかしいので僕はぎゅっと目を閉じた
ぺいんと
僕がそう言いながら肩を叩くと彼は顔を上げ口を離してくれた
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
彼の言っている言葉の意味がわからないでいると急に喉の奥から気持ち悪さが込み上げてきてしまった
らっだぁ
ぺいんと
治ったかと思ったが治っておらず花を吐き出してしまった
らっだぁ
吐き出した花をらだに渡すとホッとした表情になりその花を食べ……食べた?!
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
僕は急いで起き上がり彼に吐き出す様に頼むが咀嚼して聞こうとしない
らっだぁ
ぺいんと
ついに僕が吐き出した花食べてしまった彼は満面の笑みでご馳走様と言っていたが
僕はその光景が信じられず空いた口が塞がらないでいると、また押し倒され今度は彼の舌が咥内に入ってきた
ぺいんと
彼の唾液が僕の中に流し込まれそれを飲み込み僕はもっと欲しくて彼を求めた
らっだぁ
僕のその言葉に答える様に抱きしめてくれてすごく安心できた
コメント
10件
両思いでよかったぁ~ていうからだ視点みつけられたかもしれないッ!
面白かったです!!最後ら辺の「花を食べる」所面白くて声に出して笑いました笑⇽ツボが浅い
こちらの【花が枯れる前に。】という作品は"花吐き病"という奇病を題材にして書いております。 『題名理由』花はぺいんとを表し、枯れるは彼が命を落とす前に助けてという感じにしてみました!! それとらだ視点が見たい場合はノベルで描いてるので見つけたら良かったら🔞もあるので読んでみてくださいねぇ