✞魔法少女は今日も嗤う。✞

あれから私は

瑠夏と過ごす時間が増えた。

前までは学校がめんどくさくて、

この力を使って休むこともよくあったけど、

今はしていない

由梨香はそう言って私の近くに来て、

私の手を取って連れていく。

行先は由梨香の机で、机の周りには由梨香のグループの友達がいる。

由梨香は机の近くに着くと、1枚のチラシを見せてきた。

それは、オシャレなカフェのチラシだった。

でも、私は、瑠夏と居たい。

そう言って瑠夏の所に戻ろうとした。が、

うるさい。

うるさい。

うるさい！

私は瑠夏と一緒にいたい！！

由梨香の耳元に近づいて、

由梨香しか聞こえないような小さい声で言う。

由梨香はしつこいしうるさいから能力を使っておく。

帰り道

瑠夏に見せたのは、今日由梨香が見せてきたカフェのチラシの写真

瑠夏と行ったら楽しいだろうな、と思って

また1つ、

楽しみが出来た。

今までめんどくさかったことだらけの人生だけど

今は、

とても楽しい