私は幸せ者だ
そう気付いたのは、
つい最近だった
今日も私の席は、クラスメイトに 囲まれている
クラスメイト1
クラスメイト2
エリカ
クラスメイト3
クラスメイト1
クラスメイト1
速斗くんに告白されたんでしょ!
エリカ
クラスメイト2
エリカ
クラスメイト3
エリカ
クラスメイト1
クラスメイト2
好きになる意味は、分かるな〜
クラスメイト3
クラスメイト3
美しいし、頭もいいし!
クラスメイト1
そう、私は優等生
誰にでも優しくする
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
クラスメイト4(静かな子)
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
エリカ
クラスメイト4(静かな子)
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
エリカ
クラスメイト4(静かな子)
エリカ
エリカ
静かな子にでも
優しく
私は、美しい
エリカ
エリカ
エリカ
美しくなろうと努力している
だから、美しいのは当然
私は、頭が良い
エリカ
私は、頭が良くなろうと努力している
だから、頭が良いのは、当然
私は、優等生
だから、優しいのも
美しいのも
頭が良いのも
当然
だから今日も、努力をする
だけど、私はそんな生活に嫌気が 差していた
そんな夜、私はスマホを片手に ベットに寝っ転がっていた
そして、私はある掲示板を見た
そこには、
「ゲームのお知らせ」
と書いてあった
夜だったせいか、興味が出てき、 そこを押してしまった
すると、文章がたくさん出てきた
全部を読むのは、面倒くさいため ササッと目を通すだけにした
そこには、ゲームのことや 参加方法が書いてあった
ゲームは、1ヶ月ほどあり、 ちょうど冬休みの日だった
そして、最後に
「自分の人生を変えたい人は、 ぜひ、参加してみてください」
そう書いてあった
私はなぜか、「人生を変えたい」 という言葉に何かを感じた
エリカ
私は、家にも恵まれて、 クラスメイトからも恵まれている
なのに、なぜか
「人生を変えたい」
そう思ってしまったんだ
そして、私は参加のボタンを 押してしまったんだ
すると、名前や年齢などの 個人情報を書く欄があり、 やっぱりやめようと思った
だけど、戻れなかった
押しても、押しても
きっと参加のボタンからゲームが 始まっていたんだ
仕方なく欄を書いていくと、
「なぜ、参加しようと思ったので、 しょうか?」
と書いてあった
私は、「人生を変える」という言葉に 何かを感じたから
と、正直に書いた
書き終わった後、決定ボタンを押した
すると、「完了しました」と書いてあった
そして、私はスマホを持ったまま 眠りについた