主
主
硝子の向こうで羽ばたいていた (がらす)
華
目癈の虫が火の中に (めしい)
華
自ら飛び込むのを見た
華
快楽の前に跪くなら (ひざまず)
罪悪感と嫌悪が踊るでしょう (けんお)
愛華
愛華
???
愛華
照らされて燃えゆく
愛華
???
愛華
バケモノが飛んでいった
愛華
バケモノが泣いていた
形の無いはずの
華
華
憾みがどろりと (うらみ)
華
愛華
愛華
華
こちらに向き、見つめていた
愛華
幽き声の歌が、幾重も重なり (かそけ いくえ)
一つの意味になるでしょう
愛華
徒花の声に、耳を貸す度 (あだばな かすたび)
己の無知や愚かさは (おろかさ)
愛華
自ら滑り堕ちて行く
憎悪も安堵も無邪気に (ぞうお あんど むじゃき)
???
愛華
笑うでしょう
華
手も足も、目も口も
華
無いままゆらゆらと
影だけが浮いていた
華
影が揺れていた
華
華
行方知らずは嫌だ、
華
???
手を伸ばしたよ
華
指先を掴んだよ
愛華
愛華
泡沫の声が
愛華
たとえ聞こえなくても
偽物の美しささえも、愛おしくて
華
???
嗚呼、破綻してしまったようです (はたん)
華
愛華
安心してください
居なくならないでしょう
愛華
???
???
白鳥は未だ歌えず (ま)
愛華
形の無いはずの
愛華
憾みがどろりと (うらみ)
こちらに向き、見つめていた
華
華
幽き声の詩が、幾重も重なるでしょう(かそけ、いくえ)
一つになるでしょう
華
愛華
形も無いはずの
憾みや妬みさえ (うらみ ねたみ)
愛華
名前がついてしまうのでしょう
幽き翅が空に、ばらばらと (かそき はね)
愛華
解けた
バケモノは溶けていった
愛華
愛華
華
影だけ揺れていた
???
主
主
主
主
主
コメント
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ながかっちゃ...・∇・