かぷりこ
かぷりこ
かぷりこ
かぷりこ
もう何年前か忘れてしまうくらい前の話
先生
先生
りうら
ないこ
俺は高校のある日
一目惚れをした
数ヶ月後
先生
ないこ
ないこ
先生
先生
ないこ
授業中でも頭の中は君で一杯だった
仲良くなりたいな、と考えてはいたけど、りうらは部活が忙しいから
授業が終わるなり教室を飛び出して行ってしまう、
ないこ
…なのに何故かあの日は
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
彼女が持っていたのは
ミルクティーだった
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
とても甘くて少しぬるいミルクティー
飲んだ瞬間、恋の味が口の中に広がった
りうら
ないこ
ないこ
夕焼け色に染まった教室で
やけに心臓がうるさくて
りうら
ないこ
ないこ
りうら
貴方の笑顔が俺の心を後押しした、青春の日
あれから数ヶ月、俺たちは付き合った
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
初めて手を繋いだのは、雪が降りそうなくらいとても寒かったあの日
貴方の手はびっくりするほど冷たくて
思わず笑ってしまった
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
貴方が隣にいてくれたから
何気ない日常が幸せだと気付いた
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
一人で買ったミルクティー
甘い甘いミルクティー
このミルクティーは少しだけ、あの日と違ってしょっぱかった
みぞれまじれの雨
凍えた指先
手の中の温もりを後ほんの少しだけ感じていたいと願った冬の日
貴方の温もりをほんの少しだけ感じたくなった青春の日ーー
終わり
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タピオカがいい