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初コメ失礼します! 1話から読んだのですが、めちゃくちゃ泣きました。お話の書き方が上手で本当にすごいです! 続きお待ちしてます!
初コメ失礼します! 1話から読んだんですがまじで涙出ました😭続き楽しみにしてます!!フォロー失礼します!
初兎
悠佑
先生が行ってから、かなり気まずい空気が流れた。
悠佑
初兎
悠佑
初兎
悠佑
初兎
悠くんは思い出したいんか?
もしかしたら壊れてしまうかもしれないような現実を。
初兎
悠佑
初兎
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
初兎
悠佑
初兎
悠佑
悠佑
悠佑
初兎
悠佑
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
悠佑
悠佑
悠佑
初兎
悠佑
担当医
悠佑
担当医
悠佑
初兎
担当医
担当医
担当医
初兎
担当医
担当医
悠佑
担当医
担当医
悠佑
担当医
悠佑
担当医
初兎
そう言って、先生たちは行ってしまった。
先生が、しょうのことを見てくれるならよかった。
俺も戻ろうか。
そう思って、もう一度来た道を歩いた。
悠佑
しょうの言葉が頭を離れない。
アンチ、嫉妬、デマ、晒し。
悪意のこもった言葉。
全て、ネットの世界で聞くような言葉だった。
もしかして、俺はネットの世界の人間だったのだろうか。
悠佑
何か、残っていないだろうか。
俺の記憶を引き出す何かが。
悠佑
スマホが顔認証でよかったと初めて思った。
そう思いつつ、LINEを開いてみる。
悠佑
悠佑
悠佑
しょうはどこだ?
そう考えると、このはつうさぎがしょうなのか?
悠佑
多分、間違いないだろう。
じゃあ、まろ、はどれだ?
他を見ても、そんな名前はいない。
グループだと、余計にわからなくなる。
会話を遡ってみる。
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
この会話を見る限り、このいふ、と言うやつがまろなのだろう。
俺たちは、、、
いれいす、、、?
悠佑
聞き覚えがある気がする。
悠佑
悠佑
俺、いれいすやめるわ。
悠佑
、、、なんや、この台詞、
聞いたことが、ある。
悠佑
ボイシングって、なんや、、、っ
悠佑
頭が痛い。
あと少しで、何か思い出せるような気がする。
悠佑
思わずスマホを取る。
そして、ボイシングという単語を調べた。
悠佑
株式会社、ボイシング。
そのホームページに映っていた、いれいすをタップする。
さっきのLINEのアイコンで見た6人。
どうやら、俺の本名は悠佑ではないらしい。
悠佑
じゃあ、なぜ椎名先生は俺のことを活動名で呼ぶのだろう。
悠佑が本名でないなら、きっと他のみんなも、、、
悠佑
歌い手、懐かしい響き。
こんなに楽しそうに活動していたのに、なんで、、、っ
悠佑
もしかしたら、何か残されているかもしれない。
そんな淡い期待を抱いて、俺は寝ることにした。
、、、場所を調べてから。
ほとけ
ほとけ
、、、いつまで、こうしているんだろ。
いふ
ほとけ
、、、おかしいな、彼はここにいるのに。
ほとけ
ほとけ
叶うわけないでしょ。
ほとけ
、、、遠い昔の約束。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
また涙が溢れてくる。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
もう、いいよ。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
大丈夫、大丈夫。
大丈夫だよ、
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
俺には、大丈夫しか言えないんだ。
ないこ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ないこ
ないこ
まだ、涙が出る。
俺にも、悲しいっていう感情があるんだ、、、
もう、十分泣いたのに。
ほとけ
ないこ
いむ、寝ちゃったな、、、
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
あーあ、ほんとに俺、馬鹿だ。
あんな見捨て方したくせに。
ないこ
違う、俺は、
見捨てたなんて、違う、、、っ
わかってたって、きっと、、、
もし誰かが同じ立場だったら、きっと、、、
きっと、同じ、、、
気持ち悪い
ないこ
まだそんなことしか考えられない自分が
とてつもなくクズな自分になっていることが
人のことを一切考えられない自分が、
どうしようもなく汚いものに感じた。
ないこ
ほんとに、気持ち悪い。
そんな感覚が頭から離れなくて。
俺は窓際の床に座り込む。
そしてそのまま、意識が遠くなった。
悠佑
早朝、6時前。
俺は病院をこっそりと抜け出した。
そう、全ては記憶を取り戻すため。
みんなが何を隠しているのか知りたかった。
悠佑
地図で見た病院と会社は、そこまで遠くなかった。
歩いて15分とか、20分の距離。
地図の案内に従ってそのまま歩いてきた。
悠佑
悠佑
夜、ここに、きた、、、?
悠佑
なぜ、5階だと思ったのかはわからない。
ただ、そこにある広いベランダのような作りの場所。
目についたのか、行かなければならないと思った。
そこには、鞄と手紙、ノートらしきものが置いてあった。
ボロボロになった手帳のような、少し小さめのノート。
悠佑
なんとなくそう思った。
これは、きっとまろのもの。
読む勇気は、今、ない。
一旦、病院に帰ってから、、、
〜ーーーーー♪
悠佑
初兎
不在着信
ほとけ
不在着信
悠佑
ーーーーー♪
悠佑
りうら
通話
00:00
悠佑
りうら
初兎
ほとけ
しょうと、りうら、と、、、
悠佑
誰なんや、、、?
りうら
りうら
悠佑
りうら
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
りうら
悠佑
、、、もし、この場所で何かが起こったのなら、
今、それを言うべきではないのかもしれない、、、
悠佑
りうら
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
電話越しに聞こえたもう1人の声、
、、、このノートを見る限り、何かが起こったのは、
まろ、、、?
それなのに俺は、しょうに深く聞きすぎてしまった。
悠佑
、、、これを読むことで、思い出せるのかもしれないなら、、、
今、読むしかない。
いふ
新入社員が入って約1ヶ月が経った。 最近、上司からの仕事の量が多い。 ライブも終わったばかりなので、頑張らないといけない。 明日はりうらと服の買い物だ。
いふ
今日はりうらと買い物に行った。 あいつは服のことになると長い。 とにかくめちゃくちゃ遅かった。 でも、これも幸せなのかもしれない。 この幸せがずっと続いたらいいのに。
いふ
今日は朝から仕事で、帰ってから歌みたをとった。 辛いと思うこともあるけど、まだ頑張れる。 6月になったら、またダンス練もはじまる。 頑張らんと。
いふ
ほとけが体調を崩したので、看病に行った。 帰ってもいいとか、ふざけんな。 今日くらいは無理せずに休めばいいのに。 でも、いつもありがとう。 とりあえずはゆっくり治してほしい。
いふ
アニキの元バンドメンバーの人が白血病で亡くなった。 アニキは苦しそうで、俺もしんどくなった。 でも、明日はちゃんと見送ってあげんとな。 俺が変わってあげられたら、アニキは苦しまなかったのかな。
いふ
今日はダンス練があった。 深夜まで初兎と練習。 俺だって、なんでもできるわけじゃないんや。 結局そのまま仕事に行った。 行きたくなかった。
いふ
初兎が薬を飲んでいた。 やっぱりこの前のことを引きずっていたのか。 ただの睡眠薬なのに、飲んだら楽になれるらしい。 羨ましいと思ってしまった俺は、狂っているのだろうか。
いふ
ないこと会社に残って作業した。 そのまま仕事に行っても良かったが、 この前のことがバレていたのでダメだと止められた。 これからもずっと、最強のないふで。 本当に幸せな時間が続けばいいのにと思う。
いふ
マスターに久しぶりに会った。 初兎、迷惑かけてごめんなさい。 俺がいなくなっても、初兎は助けてもらえるだろうか。
いふ
俺は何を考えていたんだろう。 俺には支えてくれるメンバーがいる。 だから、まだ頑張れる。 俺より辛い人はもっといるんだ。
いふ
久しぶりの日記。 ツアーも始まるが、休みがない。 体が痛むことが増えた。仕事に行きたくないことも増えた。 アニキは立ち直ることができた。 一ヶ月もかかってしまったけど、アニキが幸せならそれでいい。 俺は、
いふ
大切な人たちが幸せならそれでいい。
いふ
最近、やりたいことがわからなくなった。 ツアーも終盤で、頑張らないといけないのに。 ツアーが終わってからは何をしたいのだろう。
いふ
体が痛い。 暴力も暴言も耐え切った。 今日は、少し寒気がする。 なのに体が熱くて動かない。 辛い。誰かに助けてほしい。
いふ
熱が出て、会社を休んだ分、仕事が増えた。 帰れない日も増えた。 連絡を取ることもできなくて申し訳ない。 活動も忙しいし、かなりやることは多い。 頑張らないと。
いふ
一ヶ月間忙しかった。 ろくに活動もできなかった上何度か倒れかけた。 連絡が取れないのは申し訳ない。 少しでも、活動しないと、俺が選んだ道だから。 もうすぐほとけの誕生日だ。 ちゃんと祝わないと。
いふ
ほとけ、誕生日おめでとう。 プレゼント、間に合って良かった。 俺ももっとしっかりしないと。
いふ
りうら、誕生日おめでとう。 最近活動できなくてごめんなさい。 りうらの方が忙しいのに、俺ができないなんておかしいよな。
いふ
今日は誕生日。 あまりにも実感がない。 来年も、再来年も誕生日を迎えることが、祝われることができるのか。 もう、何もわからない。
いふ
連絡が来たのでスマホを見ようとしたらサボりだと言われた。 仕事が増えて、体の傷も増えた。 こんなに活動が進まないのは初めてだ。 ダンス練習も行けなかった。 俺は、どうすれば…
いふ
俺はメンバーに迷惑をかけてばかりだった。 アニキがいれいすをやめると言った。 このままではついていけないと。 ごめんなさい、俺のせい※のに。 アニキがやめる※※※んてな※よな。 俺が、邪魔な俺さえやめ※※まえば、いれいす※もっと活※※きる。 もう、俺なん※○○※…い※※に。
いふ
いふ
いふ
いれいすIfは無期限の活動休止をした。 もう、戻れない。 これからもない。
いふ
マスターから電話があった。 仕事をしてもらって申し訳ない。 マスターはもう一度寄り添ってくれると言った。 本当に寄り添われたなら、俺はそれを受け入れられるのか。
いふ
初兎を傷つけてし※※た。 もう、俺は戻れない、戻※※※、ない。 次は※※の※※※※記。 もう、終わるか※※待っ※※ほし※ これがみんなの※※んだ道。
悠佑
ページの中には、滲んで読めなかった文字もあった。
このページの次が、きっと終わりだ。
もう、俺は、、、
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
悠佑
悠佑
全て思い出した。
まろのことだけじゃない。
いれいすの事も全て。
この腕の傷も、数日間不思議に思っていた。
、、、何も不思議じゃなかった。
この傷こそ自分の贖罪。
自分でつけたものだったのだから。
悠佑
そう思った瞬間に俺は、
病院まで走っていた。
ここからが俺たち、僕たちの
崩壊の始まりだったのに。