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この世は魔法で造られている。
正しく言えば…そう。魔法使いしか存在しないってことかな。
強い者には「優」 弱い者には「劣」
優劣がついているこの世界では勿論その立場なりの扱いを受けることになる。
俺には大好きな11人の友達がいる。
みんな成績優秀で「優」なんだ。かっこいいでしょ。
でも残念。俺だけ「劣」なんだよね。
俺はただの人間だ。産まれたときから。
魔法使いしか産まれないこの世で俺だけがただの「人間」として産まれた。
ほんとびっくりしちゃうよね。ある意味凄いのかも。
でも現実はそう甘いわけじゃない。
魔法が使えないと生きていけないこの世界で人間の俺についた名は「悪魔の子」
ほんとに酷すぎるよね。
jp
学校に着けばヒソヒソと噂される毎日。
「うわ、悪魔が来たよ」だの「あいつ1人ぼっちで可哀想だよな」だの「化け物じゃん」だの、好き勝手言いやがる。
文句があるなら直接言いにくればいいのに。陰でしかたたけないなんて弱すぎるよな。
毎日堂々と登校してる俺の方がよっぽど強いじゃん。
jp
はやく皆来ないかな…とか思いながら机に突っ伏した。
na
jp
jp
na
彼女は俺に1番に話しかけてくれた優しい人で、俺の大好きな友達でもあり、大好きな人でもあった。
na
jp
大好きな人の前で弱い自分は見せたくなくて、ほんとの自分を偽って隠した。
na
na
jp
na
jp
na
jp
jp
jp
jp
分かってるよ。naさんは普段そんなこと人に言わないもんね。俺の事元気ずけるために言ってくれたんだよね。__あぁ、ほんとに眩しいな。
na
na
jp
na
jp
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