桃
突然、私の頬を濡らしたのは一粒の雨
黒
桃
桃
黒
黒
そうなんですね、と微笑みかける
桃
桃
桃
うりさんの頭をタオルで拭きながら、そう問うた
黒
黒
黒
そう言って、私の手を振り払った
こ…これが…!
桃
黒
黒
………!
桃
桃
でも!と続ける
桃
なんてったって、 10000才超えてますから!
そんな日常も
彼との空間も
私の幸せも
あの日、全てが消えた
ッはぁ?!
桃
荒ぶりながら疑問を叫ぶ
桃
黒
苦しそうな表情で私を見る彼と、 今言われた言葉をつい重ねてしまう
桃
桃
戦争
何年間も、ずぅっと争ってきた隣の国とついに戦争をする事になったらしい
ソコまでは、全然良かった
でもッ
『がきんちょにも戦争に出てもらう』
うりさんが、 うりさんが戦争に行って、 人を傷付けて…殺して、 そして…傷つく
そんなの…!
桃
桃
桃
桃
黒
何度、何度見ても彼の苦しそうな、 切なそうな表情が私の心をえぐる
桃
あの子達と言う単語を出すと苦しげな顔をする
当たり前だ、おっちゃんは一人だけだけど、あの子を知ってる
あの子の笑顔を知ってる
黒
今まで、 唖然としながら傍観してたうりさんが初めて真剣な目をして名前を呼んだ
桃
桃
黒
うりさんは手でおっちゃんを離れるように促す
桃
黒
視界がぼやけた
黒
黒
黒
桃
黒
ッへ……?
黒
黒
あぁ…ッもう
桃
桃
ポロポロと涙をこぼしながら呟いた
桃
黒
桃
黒
黒
黒
桃
もう…
もう、 あの頃みたいな子供じゃないんだね
桃
桃
黒
黒
桃
桃
無理矢理口角を上げて微笑んだ
コメント
5件
好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃᡣ𐭩今の所黒さんと桃さんしか出てないけど他の人たちもこんな感じでいっこのすとーりで第何章系の小説みたいな...(?)
雰 囲 気 大 好 き い い い 😿😿😿 柊 亜 さ ん が 小 説 本 だ し た ら 絶 対 買 う (?? 告 白 の 仕 方 と か せ ん す 良 す ぎ ま す 🫣