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お待たせしました!! 「堕ちゆく星に名前を」 STARTです!!
人生というものは罪深く、愚かである。
生きるということは罪の呼吸を吸っているのと同じ、そして死とは救済である。
自殺でもしようかなって思ったけど、私にはまだ罪深い人間を排除しなければならない。 所謂(いわゆる)罪への浄化だ。
そしてこの世界は罪と罰で塗れている。 つまりこの世界を壊すというのが私の生きる理由、故にそれが世界人類の終末と救済だ。
や、やめろ、辞めてくれ!!
今迄育ててやった恩を忘れたのか!?
この世界の裏切り者!!
リシア
私は躊躇なく引き金を引いた。
辺りに血飛沫(ちしぶき)が舞う 床には大きな血溜まりと死体が其処にはあった。
片付けが面倒だ。 外に出てしまおう。
心と鎮まった深夜 辺りには街灯が1つ2つ3つ、 雨が少々降っており人影はない。
リシア
そういえば昨日から何も食べていない。 流石の少食の私にも空腹の限界があるようだ
リシア
孤児院で育った為、金など早々所持していない。 困ったな
そして、真夜中を私は彷徨い(さまよい)続けた結果 あるバーを見つけた。 その店は何処か(どこか)不気味で、人気(ひとけ)が余り無い位置にあった。
恵んで貰えないか交渉してみよう。
入ると其処には人影らしき人物が2人。 恐らく、1人はマスターで、2人目は客人だろう。
客人は黒く長い外套を纏っており、白く暖かそうな帽子を被っていた。
「いらっしゃいませ」
マスターは私に優しく微笑み、私を席に案内した。 その案内してくれた席の隣には客人。 彼は私に興味を示すことすら無く、唯独りでワインを楽しんでいた。
私の身なり的に、大抵の人は私を毛嫌うような目付きで此方を見てくるが、彼は違った。 まるで、私が見えていない様。 その方が気楽だから私は気にせずにマスターに話しかけた。
リシア
図々しいなって自分でも自覚しながらも、そう云った私に対し、マスターは又(また)穏やかな表情で私に云った。
マスター
リシア
マスター
ホットミルクティーはとてもいい匂いがして美味しそうだった。 それにしてもこんなにも話が上手く云ったのは何時(いつ)ぶりだろうか、まだこの世の中には優しい人はいるようだ。
呑みながらふと疑問に思ったことを私はマスターに云った。
リシア
そう問いかけると
マスター
そんな濃淡な返事が帰ってきた。
リシア
私はその後もマスターと沢山話しをした。 どれ位たったのだろうか、 一息を経つとき、ふと又気になったことが私の脳裏に浮かんだ。
隣をみる
さっきの客人だ。 私がマスターと話している時にちょくちょくわたしの方を偶(たま)にみている気がする。 ワインだけを独りで呑むのは飽きたのだろうか。 まぁ、私だったら特にあきている。 そんな私の変な様子に客人は気付いたのか、
「貴方、お名前は?」
良くある質問が投げ出された。
リシア
彼は優しく微笑み自分の名を名乗った。
フョードル
リシア
フョードル
何を考えているのか分からない人物だったから、何時の間にか怖い人物だと認識していた。 彼は優しい性格のように見える。 少し安堵(あんど)した。
第2話 「とあるバー」 変な所で終了です。 すみません、眠かったです。 それでは又次のお話であいましょう。