いつもの注意です ▼
注意事項は1話に記載済
※名前・名称やファンマ等をそのまま表記せず、 伏字でお願い致します。(桃、🩷等)
蒸し暑い中、空気も読まず、 人の気も知らないでサンサンと昇るお日様。
窓も閉め切って、室内温度は35度を上回るだろう。
「...ッあっつ」
俺の顔の正面で、額の汗を拭い前髪をかき上げ、 真っ直ぐ俺の目を捕らえる。
「ッ、大丈夫?」
俺の額の汗も拭いながら、前髪を横に流してくれる。
もうなんもわからんよ…
喋れんよ...
どうしてこんな日にクーラーが故障しているのか。
窓もドアも閉め切って、 逃げ場を失った音は、狭い部屋に反響し、
カタカタと機械音が止まない扇風機と、
ギシギシと木が軋む音、
それに、
破廉恥な声_____。
💛
💚
💛
すちくんがサボった分の体育の皺寄せが、 今夏休み前に押し寄せている。
スポーツの動画を見て、レポートを書いて提出、 それがすちくんが体育の単位を取るために課された題。
すちくんが言った、 ご褒美をくれるなら真面目にやるという誘い文句に、安易に条件を呑んだ自分がバカだった。
放っておけばすちくんは、 やるはずなのに俺はつくづく甘いと思う。
...やって、一緒の学年で卒業したいんやもん
💛
俺はすちくんを精一杯押し返す。
💚
絶対わざと煽ってるやろ!
バカにすんなよ!
このスイカ頭は、レポート1行書けたらキス10秒とか比率の合わない条件を申し出てきた。
もちろん断ったけど、そしたらもうひとつの条件を提示してきた。
そっちの条件はもっと、... もっとッ、は、ハレンチやったから、 最初の方の条件で呑んだんよ
俺はすちくんの両肩を掴んで、勢いのまま顔を近づける。
結果、明らかにリップ音とは違う鈍い音を作る。
💛
💚
...何やってもカッコつかへんな〜、...w
そんな自分に散々呆れる。
💛
すちくんのぶつかったであろうおでこを撫でながら謝る。
💚
すちくんは俺のぶつかった箇所を人差し指でトンっと押す。
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押された部分を手で覆うと、 今度はすちくんの人差し指が俺の唇をなぞる。
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「わかった?」と妖艶に笑うすちくん。
はっ、
ハレンチッッッ!
コメント
2件
確かにハレンチ🤔 唇にキッッ、をして欲しかったんだろうなぁ笑