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夜飴
夜飴
それは夏の暑い日だった。
中也
茹だるような暑い陽射しの中、手前は高い高いビルの屋上から身を乗り出していた。
太宰
止められなかった。
中也
ほんの少しだけ、体重を外側にかけて、静かに、安らかに落ちていくその体躯を、俺の情けない声だけが追いかけていった。
太宰
しばらくして、何かがつぶれるような、汚い音と一緒に、俺の一番大事なものがこの世から消えてなくなった。
中也
これは、彼らの辿った悲しい物語、その記録である。
夜飴
夜飴
夜飴
夜飴
コメント
2件
神作になる予感…!いいねとフォロー失礼しまーす