.+:。第二章 。:+.
君とは一緒にいられない_
「漆黒の闇のエネルギーよ。
我に力を分けてくれっ。」
「きゃああああああああ、
かっこいい!」
はぁ…
朝から本当うざい。
厨二病死ね。
「時に涼香。
貴様は何故不機嫌そうなんだ?」
こいつのせいで
不機嫌になっているっていうのに
そう聞いてくる夜月。
「別に…。」
ついそっけなく答えちゃう。
「そうか…。
では、我は境界に戻る。」
さらばだ!」
そう言っていなくなっちゃった。
はぁぁ…
前はもっと、
心配してくれたのに。
「涼香さん!。ちょっと良い?」
夜月がいなくなってからすぐに、
夜月ファンクラブ(?)の
神埼 茜さんに
名前を呼ばれた。
「ん?
どうした?」
そう言って茜さんについていくと、
突然…
「あのさぁー
夜月君と、話さないでくれない?」
と、言われた。
「え?
なんで?」
そう聞くと
「だって、夜月君。
貴方と話してるとき
凄く嫌そうじゃない!」
って、言われた。
「へ?
そうなの?」
素直に驚く私。
「貴方ってばかなの?
どうして気がつかないのよ!」
私…
夜月に
嫌われてたんだ…。
「なんとかいいなさいよ!」
パチンッ
突然頬を
茜さんに叩かれた…。
「この、自惚れくそブス!
あんたなんか、死ねばいいのよ!」
そう言い残して
彼女は深い闇の中に消えていった。
「涼香!?」
しばらく呆然としていたら
誰かに名前を呼ばれた。
「涼香!!
どうしたの!?」
私の友達、青山 蘭香が
心配してくれた。
彼女は、亮太と同様。
中一で、初めてクラスが
一緒になったにも関わらず
凄く仲が良くなった
私の大親友だ。
けれど、残念ながら
今年はクラスが離れてしまった。
「…ううん
なんで…もないよ…」
心配させたくないから
そう嘘をつく。
「じゃあ
なんでこんなところで
うずくまってるのよ!」
「お腹が急に痛くなっちゃった
だけたよ。
けど、もう大丈夫。
ありがとう。、」
「はぁ…
ならよかった!
じゃあ、教室別だけど
一緒に戻ろう!」
咄嗟の誤魔化しが効いたようで
蘭香には心配かけなくてすんだ。
取り敢えず良かった、、
「そだね、
戻ろっか、、。」
まだ心の傷が、
全然消えていなかったけれど
蘭香と一緒に、
教室に戻ることにした。
.+:。次へ続く 。:+.
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