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嫌いじゃないけど学校はつまらない 友達もいるけどそれだけじゃ足りない
放課後が待ち遠しくて
終わればすぐ僕は家に帰って 荷物を置いてから家を出る
両親は仕事が忙しく 兄さんも大学に通うため家を出てる
家にいても寂しい、つまらない わがままは言えないから外に出る
道端でギター弾いてた そこで知り合ったのが彼女
女性の体の温かさを知って 同時に男の軽さを思い知る
違う人と歩いているのを彼女に見られ 平手食らって家を追い出された
まあ、家はあるから困らない
揉めてるところをアントンに見られて これだから兄さんは、とため息をつかれる
アントン
むんっ、と張り切る姿を見て コイツ大丈夫か、って気持ちと こんだけ可愛いならいいか、って気持ちが 半々になる
アントン
天真爛漫な失礼さ。
ウォンビン
アントン
ウォンビン
呆れるけど アントンからそう見えるなら 僕はよほど堕落してるのだろう
アントン
ウォンビン
アントン
自分を指さして、んふっ。て笑う
なんだそれ。意味わかんねえ。 俺はどう? ってなにが。
ウォンビン
アントン
深いため息。コイツ大丈夫かの勝ち。
ウォンビン
アントン
んねっ、と言いながら僕に抱きつく。 はいはい、って感じで背中を叩いて
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
目をキラキラさせてまっすぐに 僕を見つめる大型犬子犬の眼差し
若干頭痛がしつつ 正直、男同士ってどんなだろうって 興味が湧いたのは確か
そんな話を流しつつ付き合いは続き 夏休み前のある日の帰り道
アントン
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
急に声が小さくなる もともと体の割に声は小さいけど
既成事実、って聞こえたな なんのことだ?
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
ウォンビン
アントン
僕こんなに頑張ってるのにさぁ、と 大きめの声でつぶやく
アントンは僕を その大きな体でふわっと包み込む
アントン
ウォンビン
アントン
僕をギュッと、抱きしめて
アントン
自信満々に笑うアントンが 可愛くて憎たらしい
おまえに、落ちたりとか するんだろうか