wki
その言葉の意味が、読み取れなかった。
死のうとしたけど、死ぬ事が出来ず、 生きてしまったことへの後悔…
再び生きていることを喜べない、罪悪感…
…確実に死ぬ事が出来なかった、自分への怒り…?
fjsw
wki
wki
wki
fjsw
fjsw
質問が、いけなかったのか。
病室には、静かな時間が流れた。
そんな時間を無くしたのは、 病室の扉を開ける音だった。
扉を開けると、 静かな雰囲気を肌で感じることが出来た。
wkiに、この悩みを伝えようとしたけど、 後にすることにした。
omr
少しでも、静かな雰囲気を柔らかくしようと、 2人に飲み物を渡す。
wki
飲み物を渡しても、雰囲気が変わることは無かった。
ryokちゃんが話すまでは。
fjsw
omr
なるべく、話しやすいように返事をする。
fjsw
fjsw
omr
ryokちゃんが、恐る恐る聞くように、話した。
その様子は、 捨てられた猫が人間と接する時のようだった。
omr
omr
fjsw
omr
omr
omr
まだまだ、言っておきたいことはある。
だけど、ryokちゃんの表情を見て…辞めた。
その顔は……“信じられない”と思っているようだった。
fjsw
fjsw
fjsw
omr
fjsw
fjsw
fjsw
あぁ、責任を感じさせてしまった。
ryokちゃんのせい、じゃないよ。
fjsw
どうしよう……ッ
どうすれば、信じてもらえる……?
どういう方法をすれば…ryokちゃんは嬉しいの……?
どうしたら、
どうしたら……
俺は…なんでっ、分からないの……
メンバーが大事なら、分かれよ…僕ッ……
omr
泣くなよ、僕…
辛いのは、みんなと同じ、なのに……
ryokちゃんもッ、wkiもッ……
辛い、のに……
ごめんねッ、ごめんね……
ryokちゃんに謝罪するため、 手を握りながら謝った。
omr
omr
fjsw
fjsw
そのまま、ryokちゃんは、 窓の方を向いて泣き続けた。
wki
mtkは、ryokちゃんの左手を握りながら、 顔を伏せて泣いていた。
手を握られているryokちゃんは、窓の方を向き、口元を右手で抑えながら、泣いていた。
……なんで、死ぬ事が出来なくて、後悔しているのか、分かった。
それは……
『信じられないから』
俺たちは、ryokちゃんのことが大切だし、 守ってあげたくなるぐらい、愛していた。
でも、それを受け取っているryokちゃんにとっては、足りなかった。
俺の、自己満足…だったんだね。
嫌にも、冷静な自分がここにいた。
目の前に2人が、泣いているのにも関わらず。
……これからのことを考えた。
まず、ryokちゃんは俺たちが愛していることを信じて貰えてなかった。
ならば、どうすればいいのか。
答えは、一つだけ。
信じて貰えるように、今までの何倍も愛せば良い。
ryokちゃんが信じてくれて、 俺たちに頼ってくれるまで。
左側にある椅子に座っていた俺は、ryokちゃんとmtkの近くに居ようと、右側のベットの傍に座った。
wki
wki
泣いているふたりを落ち着かせようと、 俺の所へ来るように伝えた。
omr
fjsw
2人は、それぞれ違う反応はしたものの、 俺に近づき、それぞれ静かに泣いた。
…愛情を感じさせる方法は、どうすればいいんだろう。
一緒に、住む……
今までよりも、たくさん絡む……
……ダメだ、分からない。
後でmtkの考えも聴いてみよう。
それを考えながらも、2人の頭を撫でた。
コメント
2件
みんながミセスのこと、お互いのことを全力で考えて支えようとしている姿が大好きです!