3年 越し の 約束を もう一度 __ 。

連載 です 🥹💗

「 3 年越し の 約束 を もう一度 __ 。」

𝑷𝒓𝒐𝒍𝒐𝒈＿

𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡

窓の 外から 入る 少し 強い 光 に 目を細める

─ 6 ： 10 . a m

早く みんなの ご飯を 作らないと 。

兄弟 たちは まだ 起きていない 。

僕は 兄弟達 よりも 早く起きて 朝食 を 作る 。

じゃないと 殴られちゃうもんね

なんで 兄弟 に 敬語かって ？

昔は こんなんじゃなかったんだけどな ぁ . .

─ 10 年前

安心するような 、 優しい笑顔 で いつも 微笑んでくれた

いつも 僕の 話 を 優しく 聞いてくれた 桃兄 。

とっても 好奇心旺盛で 可愛らしい 赤くん と お兄ちゃんの 赤くん が 大好きな 黄 くん 。

そして 僕 が 間違えたら 優しく 教えてくれる 頼れるお兄ちゃん 紫 兄 。

強くて 優しい 橙 兄 。

みんな 大好きな 自慢の 兄弟達 。

でも いつからだろう

" 6人兄弟 " が まるで " 5人兄弟 " になってしまったのは 。

─ 3年前

何も 知らない 僕は いきなり 兄弟達 に 呼ばれた

みんな が 言っている 「 あれ 」

僕 が 自転車 で 学校に行った時

" 通りすがった 女の子 を 轢いて そのまま 逃げた "

と 、 誤解されていた

意味が分からなかった

だって 知らない 。 そんなこと して無い 。

言えば わかってくれると思った 。 なのに 。

昨日まで みんなで 楽しく 過ごしてたのに

いきなり みんなから 拒絶されて

悪い 夢 を見ているのかと 思った 。

けど すぐ 現実を 知らされた 。

あ 、 もう駄目なんだ

何言っても 聞いてくれない

本気でそう思ったよ 。

でもね 、 まだ 希望があったんだ

大好きな 桃兄 からも 拒絶された

まるで " 殺人 " かの ような 僕に 希望は無かった 。

これから あと 4人 。

あと 4人 の 兄弟達 が 起きてくる

でも もう こんな時間

僕が 起こしに行かないと 、 。

これが 僕の日常 。