燐
燐
瑠衣said
何時間が経過したのか。オレが目を覚ますともう外は薄暗く冷たい雨が降っている。 仁達は今何をしているのか。あんなメモを残して来たから、今頃オレのことなんか忘れてナポリタンでも食っているのかも。
そんなことを考えていると、肩に垂れかかっている髪の毛が目についた。 髪を結んだまま寝ていたからか、髪ゴムとヘアバンドが取れている。 オレは櫛を使い髪を解かす。仁がいつか綺麗だと言ってくれた髪を。
瑠衣
髪を解かし終わるとオレは怒りと恐怖心に苛まれた。
瑠衣
復讐だけを目的に生きて来たのにもう○んだ?
瑠衣
あんなメモ残して来たからホークアイズの事務所にも戻れない。これからどうしよう
ーもういっそ○んで仕舞えば楽になれるか?ー
そんな考えが少しでも頭によぎったからだろうか…。オレは無意識のうちに家を出て近くの川に向かっていた。 走った。思っていたスピードよりも速く。雨に打たれながら走り続けると、目的の川に着いた。思ったよりも近く感じたのは走るのが速かったからか。 この時間帯になると外に出ている人はそうそういない。
瑠衣
オレは橋の欄干に手をかける。目の前の川は雨で増水したのかいつもより深く見える。
瑠衣
瑠衣
そうしてオレは欄干にそのまま足をかけようとした時。
仁
燐
燐
燐
燐
コメント
6件
はわぁぁぁ、!天才のお方ですか、?
最高です!
最高です!!