姫野 紬
あ、寝癖ついてるかわい
姫野 紬
可愛い
姫野 紬
あれ、またピアス増えてる
いつ開けたんだろ
聞いてない…
姫野 紬
八雲 糸
姫野 紬
八雲 糸
誰に開けてもらったの?
言えば俺が開けるのに。
姫野 紬
姫野 紬
・・・・
先生
姫野 紬
姫野 紬
紬は、ポンと軽く俺の頭を撫でて 意地悪そうな笑みを浮かべてみせた
姫野紬(ひめのつむぎ)は、俺、 八雲糸(やくもいと)の幼なじみだ
八雲 糸
八雲 糸
自分でもほんと哀れだなって思うよ。
でも
こんなに、
好きになってしまった
関係壊したくないもん。
この秘密は俺が 墓場まで持っていく。
姫野 紬
姫野 紬
八雲 糸
女子生徒A
震えたその声が2人だけだった教室に響き渡る
女子生徒B
あぁ、いやだ
嫌でも察する
女子生徒A
頬を赤く染めて小柄で、女の子らしくて。
こんなの敵わない。
八雲 糸
姫野 紬
俺の気持ちなんか知らずにコイツは これから告白するであろう女の子にいい顔をする。
八雲 糸
女子生徒A
女子生徒B
ああ。はいはい
八雲 糸
"邪魔者"は消えます
姫野 紬
まじかコイツ
女子生徒B
友達の恋路を応援する 正義感の塊みたいなBに呼ばれた
紬の鈍感ぶりに 我慢できなくなったみたいだ
八雲 糸
八雲 糸
姫野 紬
姫野 紬
未だに理解してない 鈍感野郎を教室に残して。
俺は廊下に出た
八雲 糸
今はもう、1秒でも早くこの場から 離れたい。
八雲 糸
紬はあの子と 付き合うのだろうか
いやだな…
いつだって、アイツの隣にいるのは 俺がいい。
それ以外なんて考えたくない
同性じゃなかったらよかった?
俺が女に生まれていれば。
男に生まれてしまった俺は、 きっと恋愛対象『外』
ぐるぐるぐるぐる
考えすぎて涙もでない。
八雲 糸
姫野 紬
八雲 糸
姫野 紬
息を切らして 走って追いかけてきた紬がいた。
八雲 糸
八雲 糸
八雲 糸
姫野 紬
姫野 紬
八雲 糸
どこかで安心している自分が 気持ち悪くて仕方ない。
可能性なんてないのに
きっとこの気持ちを抱えたまま 何年後も一緒にいるんだろうな、
八雲 糸
コメント
2件
きゃわいすぎる♡