テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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第4話 - 第4話『一時的追放』

2025年02月09日

#マッシュル

#元レイ

#レアン寮

夢彼(ゆめか)《性別？》

アビス

ふわぁ…

アビス

眠いです…

アビス

ん？

アビス

え、あら！第一魔法使いさん！なぜここに！？

アベル

んぅ…あ、おはよー…

アベル

実は第三魔法使いの見張りしろって言われたんだよね…

アベル

それと胸触ってるじゃん…

アビス

あ、すみません///

アベル

照れなくていいよ…

アビス

頭撫でないでください…

アビス

尚更照れちゃう…///

アベル

本当に可愛いな(小声)

アビス

え？

アビス

か、可愛いって…！

アビス

私のことですか…？

アベル

うん。

アビス

キャーーーー！この無礼者ーー！

アベル

な、なんで…？

アビス

ん、すみません…

アビス

それにしても第一魔法使いさんの近くに居るととても温かい気がします…

アベル

(その顔何なの！？好き！もう一緒に住もう！相手も好感持ってるに違いないでしょこれ！)

アベル

あ、じゃあ僕は戻るね！

アベル

またね！

アビス

あ、はい！

ｶﾞﾁｬｯ(戸が閉まる)

アビス

…第一魔法使いさん。

アビス

温かく接してくれるところ、大好きです…

アビス

友達じゃなくて恋人になりたくなっちゃいました…

アビス

本当には付き合えないけど、凄く優しくてカッコいいです…

アベル

どうしたらいいんだよーーーーーー！！！！

ケイト

ど、どうなされました？

アベル

第三魔法使いに好きって伝えたいのに勇気が出ないのなんでだよーーーー！！！

ラブ

ちょ、一回落ち着いて…

ラブ

あの子確かに可愛いけどさ、男の子じゃん…

ケイト

最近では、同性恋愛もありますよ。第四魔法使い。

ラブ

え！？でもここだと居なくない！？

ケイト

それは見かけないだけです。

ラブ

あ、マジか…すみません…

ケイト

第一魔法使い様、それでは一度二人きりでお出掛けをするのはいかがでしょうか？

アベル

え…？でもどこに…？

ケイト

カフェとか、またはアクセサリーショップ等がお勧めです。

アベル

…うん、分かった！僕、第三魔法使いとお出掛けする時間打ち合わせてくるね！

ケイト

はい。

ラブ

うん、第一魔法使い頑張れーーー！

アベル

あ、もしもし！第一魔法使いだけど、お出掛けしてみようよ！一回だけでもいいからさ！

アビス

は、はい！

アビス

楽しそうですね！

アビス

あ

第三魔法使いとの連絡が途切れた

アベル

ん？第三魔法使い…？

アベル

ちょ、返事して！

アベル

お願いだから！

アビス

…た、す、け、て…

アベル

助けて…？どうしたの！？

アンブレラ

私が監禁したわ。

アベル

第二魔法使い、お前反省したんじゃなかったんだな。

アンブレラ

そうよ。あれだけで私が引き下がるとでも思ったの？

アンブレラ

バカみたい。

アベル

…！ふざけんなよ！第三魔法使いは今どこに居るんだ！

アンブレラ

地下に来てみなさいよ。面白いもの見せてあげるわ。

アンブレラ

地下の牢屋よ。

アベル

なにしてんだよお前は！

アベル

第三魔法使いはなにもしてないだろ！

アンブレラ

そうね、なにもしてないのに監禁された理由は分かるかしら？

アンブレラ

アホには分からないと思うけど。

アベル

この野郎…！

アベル

今から向かうから待ってろよ！このクズ女！

ラブ

あ！戻ってきた！

ラブ

ねぇねぇ、お出掛けの時間決まったの？

アベル

…

ラブ

え、ちょっと…？

ラブ

どうしてそんな暗い顔して…

アベル

二人とも、話を聞いてくれないか？

ケイト

…

ラブ

…

アベル

第三魔法使いが第二魔法使いに監禁された。

ラブ

！？

ケイト

え！？

アベル

それで、その場所が地下牢と第二魔法使いは言った。

アベル

多分すぐに向かわないと第三魔法使いの命に関わるかもしれないんだ。

アベル

第二魔法使いは人殺しだ。だから第三魔法使いを殺すために監禁した可能性が高い。

アベル

第三魔法使いは第二魔法使いのターゲットになってしまった。

アベル

急いで準備をして向かおう。

アベル

二人共、一旦自室に戻って。

アベル

第四魔法使いは竜巻を発生させて速く移動できるから第六魔法使いに伝えて。

ラブ

分かった！

アベル

第五魔法使いは僕と一緒に先に地下牢に行こう。

アベル

いち早く第三魔法使いを救うためにも非常に重要な事だ。

アベル

今すぐにでも実行しなければならない。

ケイト

承知いたしました。

ラブ

第六魔法使い！大変なことが起きたの！開けて！

ワース

なんですか？急に…

ラブ

第三魔法使いが第二魔法使いに監禁されたの！

ラブ

急がなきゃ第三魔法使いの身に危険が…！

ワース

…！？それは大変です！今すぐ準備してきます！

ラブ

私も手伝う！

アベル

第三魔法使い！

アビス

第一魔法使いさん、助けて…

アビス

このままじゃ殺される…

ケイト

大丈夫ですよ、第三魔法使い。

ケイト

僕達がここに居ますので。

アビス

ありがとうございます…

アンブレラ

…チッ！

アンブレラ

なんで本当に居るのよ！

アンブレラ

来なくて良かったのに！

アベル

第三魔法使いを解放しろ。急げ。

アンブレラ

嫌なこった！

アンブレラ

こんな奴魔法界に要らないのよ！

アベル

うるせぇんだよ。さっさと第三魔法使いを解放しろっつってんだろ。

アベル

口答えするな。

アンブレラ

お前って奴は…！

アンブレラ

なんなのよ！私ばっかり除け者にして！

アンブレラ

私だってね、要らないレイザー家の奴ら処分してるだけで犯罪者って言われるのよ！？

ケイト

それを人殺しって言ってるんですよ！

アンブレラ

人殺してる訳じゃないのよ！こっちだってね、皆と一緒って思われたかったわよ！

アンブレラ

だけどレイン家は普通に暮らしてるだけで"位が高そうにしてる"とか、"偉そうでウザい"とか言われるばっかりで誰とも仲良くできなかったのよ！？

アンブレラ

だから仲良くして欲しかっただけなのよ…！

ケイト

それでレイザー家は処分？

ケイト

本当に仲良くしたいのであれば、普通だとそんなことしません。

ケイト

本当に皆と仲良くなりたい人は人を公平に扱って親しく接するのですよ。

ケイト

それと、レイザー家は2本線が最も多い家系と言われています。

ケイト

要らない奴ではありませんよね？

アベル

何やってんだよ。第二魔法使い。

アンブレラ

クソが…！

アビス

痛い…

アビス

痛いよ…

アベル

第三魔法使いが嫌がっているだろう。やめろ。今すぐ。

アビス

もういいや…

ｽﾙｯ(上半身を脱ぐ)

アビス

こっちの方が満足でしょう？

アンブレラ

は！？おま、何してんのよバカじゃないの！？

アンブレラ

なんで裸になってんのよ！

アベル

(あれは、第三魔法使いが一番有効な方法って思ったんだ…今まで清楚な子だって思ってたのにな…)

アビス

こうやって直接肉体に刺す方がすぐ殺せるんですよね？

アンブレラ

ちょっ、それとこれは別で…

ワース

大丈夫ですか！？

ラブ

って、第三魔法使い…？なにしてんの…？

アベル

なんか、直接肉体に刺す方がいいんじゃないかって思ったみたいでさ…

アベル

僕もちょっと焦らされた…

アベル

第二魔法使いを追放しよう。

アベル

もうこっちではどうしようもないし。

アンブレラ

つ、追放だけは…！

アンブレラ

マジで、勘弁して…

ケイト

もう誰からも信用がなくなりましたね。

ケイト

それと…そこにも何人か協力してる人が居るみたいですね。

モブ魔法使い

あ、第五魔法使いは厄介よ…

モブ魔法使い

バレちゃったわ…

ケイト

そこ二人も追放で宜しいですね？

アンブレラ

ちょっと、追放を見逃して！お願い！

ラブ

絶対に無理。

ラブ

だって殺そうとしてるじゃない。第三魔法使いを。

ワース

貴女より位が低いからって殺そうとまでする必要性はありました？

アンブレラ

…

ワース

絶対に有り得ませんよ。こんなことがあった限り、もうどうしようたって信用が薄れているのには変わりないです。

アベル

…一回反省してから戻ってきてね。

ラブ

何言ってるの？第二魔法使いは戻ってこないで。

アベル

でも、少し可哀想になってきたんだ…

アベル

あの話を聞いた後から、少しずつ…

ラブ

そっか…

ラブ

分かったよ…第二魔法使い、自分から反省できるようになってから戻ってきてね！

ラブ

あんたは世話焼けるんだからちょっとおまけしてあげたの。

アンブレラ

…ありがとう…

アベル

…第二魔法使いの部屋が空いたわけだけどさ、あそこリメイクしない？

ワース

それがいいですね。

アベル

もしかしたら第二魔法使いがおかしくなったのはあの暗い部屋のせいだろうなって予想したんだ。

ラブ

いいじゃんそれ！

ラブ

賛成！

アビス

私も賛成です。

ケイト

賛成します。

ワース

賛成します。

アベル

っていうことで、リメイク開始ーー！

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