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まだ少し寒い空気がのこり 、 桜の蕾も芽生えた頃 。
受験生だというのに勉強なんかしずに
桜の木が生えている川のあたりを 散歩していた 。
ボーッと
「 まだ蕾が少ないな 」 「 ここは多いな 」
なんて考えながら歩いていた 。
すると冷たい北風が吹いて
木の枝が揺れるとの同時に
ふと前を見た 。
そこには
長い綺麗な髪を風になびかせた 、
一言で言うとお姫様みたいな
花園に咲いている花みたいな
そんな美しい少女が立っていた 。
名前は 白雪いちか 。
俺と同じ 18歳 。
話を聞いていたら 、
父親が大きい会社の社長 、
母親も父親を支え 、 うまくやっているらしい 。
つまり 、ほんとに お姫様みたいな人だった 。
なんでこんなところにいるのかと聞くと 、
「 家にいても窮屈だから 」
と 。
どうせ広い家に住んでるのだから 、
窮屈なはずがないのに 。
こんな人となにを話していいのかも わからず 、
俺はずっと無言だった 。
でも 、ずっと彼女の周りの空気が ホワホワしていて
微かに花のにおいもして 、
なにも話していなくても 不思議と暇にならなかった 。
すると後ろから車の音がして 彼女と同時に振り返ると
スーツの 、...20歳程だろうか 。
男が「 お嬢様 」と窓から呼んでいる 。
「 あーあ 」
と楽しそうに笑う 。
「 ごめんね 、もう帰らなくちゃ 。」
そういって 、車に乗り込みながら 運転している男と話していた 。
もう駿佑 、なんで来ちゃうのーー 笑
勝手に家出たらだめでしょう
桜咲いてるかと思ってさー 、、
あと2週間もしずに咲くかな ...
お庭の桜 、一緒に見よ
... はーい
「 またね 、」
と 、名前を呼ばれた 。
なんで名前を _
目が覚めると 、ごく普通の ...
少し汚いいつも通りの部屋が 目の前に広がる 。
_ 夢だった 。
そりゃあんな綺麗な女の子 、
俺の願望でしかないよな 。
そう分かってはいても 、
一日中頭の中は彼女の笑顔ばかりだった 。
白雪 いちか - シラユキ イチカ 𝐚𝐠𝐞 18 社長令嬢
西畑 大吾 - ニシハタ ダイゴ 𝐚𝐠𝐞 18 高校生 → 社会人
道枝 駿佑 ー ミチエダ シュンスケ 𝐚𝐠𝐞 22 執事
𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭 ✩.*˚