りーり
りーり
りーり
りーり
瑠奈
るなちゃんの過去に何があったのか 俺は知らない
だから何も言えない、何も聞けない
でも、
玲
好きな人がこんなに辛そうにしてるのに 黙ってられるわけないでしょ
玲
玲
玲
玲
玲
そういって俺はるなちゃんを抱きしめた
玲
玲
玲
瑠奈
るなちゃんが俺にしがみつく
きっとるなちゃんは寂しかったんだ
玲
俺には分からない、素直になれない辛さや甘えられない苦しさ
でもるなちゃんはずっとそれを抱えてきた
玲
玲
瑠奈
玲
瑠奈
玲
瑠奈
玲
玲
瑠奈
初めて俺に甘えてくれたるなちゃんは
その後しばらく子供のように泣きじゃくっていた
その姿を可愛いと思ってしまったことは るなちゃんには内緒
瑠奈side
また玲に酷いこと言っちゃった
でも、もういい、これでいい、
寂しいなんて、思ってないから、
玲
玲が静かに頷いた
瑠奈
だめ、
泣いちゃだめ、
分かってるのに、
寂しいなんて、
なんで、
私はこんなにも、
玲を求めてしまう
玲
玲
玲
玲
玲
そういって玲は私を抱きしめた
いつもの私だったら怒っていたと思う
いや、突き飛ばしてたかもしれない
でも、
なんで玲はいつも私が欲しいものを くれるんだろう
言って欲しいことを言ってくれるんだろう
そっか、
私は、寂しかったんだ
誰かに信じてもらいたかった、 味方してもらいたかった、
愛してもらいたかった、
玲は全てをくれた、私の欲しかったもの、全て
玲
玲
玲
その言葉で私の中の何かが切れた
目に涙がどんどん溜まっていく
瑠奈
私は玲にしがみついた
今はこうしていたかった、
玲なら許してくれる気がしたから、
瑠奈
玲は私の心を読んだかのように言った
玲
玲
瑠奈
瑠奈
私は玲の胸に顔を埋めて言った
玲
玲は優しく頷く
瑠奈
玲
静かに話を聞いてくれる玲
瑠奈
玲が優しく頭を撫でてくれる
玲
玲
瑠奈
だんだんと玲に惹かれていっていることを
この時の私はまだ、
知らない
りーり
りーり
りーり
りーり
りーり
りーり
りーり
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